【 結露 & カビ 】対策 浴室リフォーム
こんにちは！ TOTOリモデルサービスです。
浴室の問題点としてよく相談をいただくのは、冬の寒さとカビ問題です。
このコラムでは、結露とカビ問題の対策について掘り下げて行きたいと思います！
カビの原因は湿気
お風呂のカビ問題は、テレビや雑誌でもよく取り上げられていて、家事の中でも悩みが深いポイントかもしれません。
カビを吸い込むことによる健康への影響も気になりますね。
「お風呂に入った後はちゃんと窓を開けています」と聞いていても、実際に浴室を拝見すると、黒カビが全体に発生しているケースが少なくないのです。なぜでしょうか？
実は、窓を開けるだけで浴室全体を素早く乾かすのは困難。特に、気温が低い冬は水分が蒸発しにくくなるため浴室内が乾きづらく、一晩中窓を開けっぱなしにしても翌朝まで水滴が残ってしまうことがほとんどです。
カビを発生させないための重要な対策は、ただ一つ。水分を素早く取り去ること！
結露が発生しにくい浴室にリフォームすることで、このカビ問題を大きく改善することができます。
サッと乾いてお掃除がラクになるリフォームのアイディアを、いくつかご紹介しましょう♪
対策1：床の素材を、乾きやすいものにする
浴室リフォームをご依頼いただいたお客さまから満足のお声をいただいているのが、TOTOの「お掃除ラクラクほっカラリ床」。
水が流れやすいパターンを表面に刻み込んだ、水の流れを誘導する賢い床です。
翌朝まで結露が残るような浴室には、このような乾きやすい加工を施した床素材がおすすめ♪
従来の住宅で使われていたタイルは、耐水性・耐久性には優れているのですが、素材の冷たさが原因で水分が蒸発しにくい点が問題でした。
触れた時の冷たさはヒートショックの遠因となっているとも言われ、健康リスクも気になるところです。
「ほっカラリ床」は、冬でも素足で歩けるほどの温度感ですから、お風呂マットを敷かなくても大丈夫。マットに生えるカビに煩わされる心配もなくなります♪
画像引用： TOTO株式会社 ホームページ
表面に親水特殊処理を施した床は、水を流すだけで皮脂汚れを押し流す特性もあり、汚れのこびりつきも抑制してくれます。
残っている水滴や、気になる汚れは、雑巾でサッと拭くだけでOK！
定期的なお手入れを続ければ、キレイな状態を長持ちさせられます。
対策2：自動で床掃除をしてくれる機能を追加
画像引用： TOTO株式会社 ホームページ
こちらは、ボタン一つで床掃除をする「床ワイパー」という機能です。
TOTOが独自に開発した「きれい除菌水」を、ワイパーのように床全体に散水して、入浴後の床をお掃除&除菌。カビやピンク汚れの発生を抑えます。
きれい除菌水は薬品を使わずに水を電気分解して作られる安全な除菌水ですから、小さなお子さまやペットがいるご家庭でも安心してお使いいただけます。
時間が経つと元の水に戻るので、仕上げ流しも不要。お風呂から上がったらスイッチポン、で、床の除菌が終了します♪
対策3：浴室を素早く乾燥させる
画像引用： TOTO株式会社 ホームページ
「暖房換気扇」の取り付けも、結露とカビの対策には高い効果を発揮します。
水分は気温が低くなると蒸発しにくくなるので、暖房で室内を暖めるのも効果的。入浴時に暖房を入れておくことで、ヒートショックのリスクも遠ざけることができて健康面でも安心です。
しかし換気扇の機能によって水分が蒸発する時間に違いが出ますから、長年使い続けている場合は、ちゃんと機能しているかどうかチェックしてみるのも良いでしょう。使用中の異音などがあれば、修理の時期が来ているかもしれません。
TOTOの「浴室換気乾燥暖房機 三乾王」は、浴室の換気と暖房、衣類の乾燥と三つの役割が備わって、浴室を乾燥室として活用することもできます。
梅雨や花粉の時季に向けて、浴室に乾燥機能をプラスしておくと便利ですよ！
今すぐできる結露＆カビ対策は、換気と拭き上げ！
たった今、浴室の結露とカビでお悩みなら、おすすめできる対策は換気と拭き上げです。
換気扇が付いている場合は、以下の点に注意して使用しましょう。
●換気扇を回す間は、ドアと窓を閉めておく
換気扇の能力が十分に発揮できるのは密室状態のとき。開けたままで使うと乾燥までの時間が長くなってしまいます。
●こまめに切らない。換気扇は24時間つけっぱなしに
浴室内は湿気がこもりやすい場所です。換気扇を1時間止めている間に、せっかく排出された水分が再びこもり、カビ発生につながるという意見もあります。
中には、「窓を開けているから大丈夫」と、換気扇を使用しないご家庭もあるようですが、こちらは残念ながらNGです……。
TOTOのシステムバスを採用したご家庭で、10数年経った今でもカビも水垢もない、というご家庭にお掃除のコツを聞いてきました。
そちらのご家庭では、入浴後に水分を全てタオルで拭き上げるそうです！
床や壁、天井はもちろん、シャワーヘッドや鏡に付いている水分も全てサッと拭いておくと、断然その後が違うのだとか。
こびりついた汚れを落とすのは大変ですが、水分があるうちに拭き取る方が確かに簡単。今夜からでも早速試してみたいですね！
浴室 リフォーム価格帯
当社に浴室のリフォームを依頼すると実際にどれくらいの費用がかかるのか、費用感を「 東京エリア（緑）」と「 北九州・滋賀エリア（青）」に分けてグラフにまとめました。
《 横軸 》リフォーム費用（万円） ・ 《 縦軸 》件数割合（％）
※集計期間： 2022年1月～2023年9月
※お客様のご自宅の条件、お選びになる仕様、製品によって費用は異なります。
＜ 参考情報 ＞
2023年12月現在において
サザナ スタンダード（S）タイプの商品代： 希望小売価格 約118万円（税込）～
サザナ ハイグレード（P）タイプの商品代： 希望小売価格 約144万円（税込）～
戸建て用 シンラ デラックス（D）タイプの商品代： 希望小売価格 約177万円（税込）～
戸建て用 シンラ リラックス機能満載（R）タイプの商品代： 希望小売価格 約231万円（税込）～
マンション用 シンラ デラックス（D）タイプの商品代： 希望小売価格 約196万円（税込）～
マンション用 シンラ リラックス機能満載（R）タイプの商品代： 希望小売価格 約243万円（税込）～
サザナを採用の場合、工事費を含め100～150万円が多く、シンラを採用の場合、150～250万円が多い価格帯となりました。また、タイル貼りの浴室からのリフォームの場合、解体や基礎工事の費用が多くかかります。
