浴室の「交換時期(寿命)」と「メンテナンス時期」
こんにちは! 営業部 西井です。
浴室の交換時期(目安)・メンテナンス スケジュールについてお話ししたいと思います。
とは言っても浴室には大きく分けて2つの種類があり、工場などで予め防水性の高い素材を用いて天井・床・壁を成型、内部には浴槽を設置し、現場に搬入した後に組み立てるユニットバス(システムバス)とタイル等を1枚ずつ貼って造る在来工法の浴室があります。
※よくユニットバス(システムバス)は、ビジネスホテルでよく見られる浴室・トイレ・洗面台などが共有されているシステムと思われていますが、これは3点ユニットといわれ異なった解釈になります。

今回は、最近リフォームのご要望の多いユニットバス(システムバス)について詳しくお話します。
ユニットバスの寿命は、どれくらいだろう?と疑問に思った方も少なくないと思います。
まだ壊れていないし…と思い使っていても、実際はカビや汚れが気になり快適さはなくなっていきますよね。
ユニットバス自体は、さまざまな部品で構成されておりますので、それぞれの部品で寿命も異なってくるのが実情です。
浴室のコーキング材や目地材類、ドアのサッシやパッキン類は、早く劣化が始まってしまいますし、換気扇・浴室換気暖房乾燥機・照明器具や水栓器具・シャワー・浴室排水などの設備も修理・交換が必要になってきます。
また、ドアも長年使っているとがたつきやロックの作動に不具合が生じてくる可能性が高くなりますね。
各部品は消耗品になりますので、一般的には5~20年で交換を推奨しているメーカーが多いようです。
TOTOが公表しているメンテナンススケジュールによると、ご使用の環境により劣化の状況は異なってきますが、5年間隔で修理・交換をご検討いただければと思います。
画像引用:TOTO株式会社 ホームページ
上記のように15年~20年は修理・交換を推奨しておりますが、20年以降で特にこのような時は修理依頼もしくは浴室のお買い替えをお勧めいたします。
・器具にゆるみ、がたつきがある
・目地の浮き、汚れ、コーキングが切れたままになっている
・浴室ドアハンドル、取って(引き手)のがたつき、ロックの作動が良くない
画像引用:TOTO株式会社 ホームページ
このように20年以上経って古くなってくるとメーカー側で補修部品などの生産がされなくなる可能性も出てきますので、お買い替えの検討をしなくてはいけない時期となるわけですね。
とは言え、そんな安い買物ではありませんので良いものは永く快適に使いたいですよね・・・
お客様自身でお手入れや点検を定期的におこなう方法もありますので、ご紹介します。
画像引用:TOTO株式会社 ホームページ
画像引用:TOTO株式会社 ホームページ
ユニットバス 取替えのメリット・デメリット
こちらでは、TOTOの商品を例に光熱費が安くなる機能をご紹介します。
※グレードによってオプションになる場合があります。
■ 最新式は、光熱費がとってもお得!
20年以上前のユニットバス浴槽を使っている場合は、お取替えをしたほうが光熱費が安くなる可能性があります。


■浴槽も断熱効果を高めることで、従来品の浴槽と比較して、長時間おいだきなしで温度を保つことができます。
また「 2WAYタッチ水栓 」を使用することで、ワンタッチで素早くお湯の出し止めができるため節水につながります。


■ 最新式は、掃除がしやすい!
掃除のしやすさやカビの生えにくさ、水はけの良さなど汚れに特化した素材が各メーカーとも使われているため、掃除の手間を軽減する様々な工夫をしてあります。
~ 親水パワーで、軽くこすれば汚れスッキリ ~


■ ユニットバスは、工期が短い
リフォームは住みながら工事をしていきますので、お風呂が使えない期間が短く、ストレスが少なくなります。
ユニットバスは、工場などで予め防水性の高い素材を用いて天井・床・壁・浴槽等を成型し、現場に搬入して、いっきに組み立てていきます。
そのため、短期間での施工が可能です。
ユニットバス → ユニットバス: 2~3日間
在来浴槽 → ユニットバス: 4~5日間
在来浴槽 → 在来浴槽 : 2週間
■ 規格品の為、設計の自由度が限られる
各メーカー共に規格が決まっているので、決められた規格の中から選択することになります。
特殊な規格やオーダー品(サイズアップ)などの場合、システムバスは規格品で、まとまった量を生産しコストを下げている特性上、一般的なサイズでリフォームを行う倍近くの費用になる場合もあります。
そのため、間取り上のスペースが広い場合は、最大限にスペースを使用せずにリフォームを行うことも賢いリフォームの一つです。また、工期が長くかかっても問題なければ、在来工法で置き方の浴槽を設置することも可能です。

画像引用:TOTO株式会社 ホームページ
ご家庭のユニットバスの状況を見て、修理・交換なのか? 浴室の取替えなのか? を選んで頂くと良いと思います。
しかし、現状の浴室の状態を専門的な知識を持った業者から見てほしいと思う方もいらっしゃると思います。
お客様ご自身でできるお手入れや点検はありますが、メンテナンス(保守)となると業者にご依頼することをお勧めします。
長年使い慣れていると不具合箇所が当たり前に見えてしまい、修理でよかったものが交換や水漏れ被害などに発展していくケースがまれにあるからです。
そのため、少しでもご不安な場合は業者にお任せください!
