『 倉庫・車庫・ガレージ 』のリフォーム・改修
こんにちは! 北九州営業所の扇元です。
今回は、私が子供の頃からよく知っているお宅の倉庫のリフォーム実例を紹介させていただきます。
実はこの倉庫、今年50歳になる私が子供の頃、よくこの倉庫周辺で遊んでいました。
特に想い出のあるエピソードは、小さいころ歯医者が苦手で歯医者に連れて行こうとすると泣いて、行かずにそのままにしておくと歯が痛くて泣く。
さらに歯医者に連れて行くと治療中に泣き、治療をさせないということを何度も繰り返していたそうで、怒った母は、私をこの倉庫に閉じ込めて、歯医者に行って治療すると言うまで出してもらえませんでした。
今の時代ですと、母は幼児虐待で訴えられていたかも知れません。
当時は、いくら扉や壁を叩いても出れなかった倉庫も、築60年にもなるとだいぶヨボヨボになった気がします。
そんな思い出がある倉庫ですが、シロアリの被害や台風の時など鉄板や屋根が飛ばないか心配になられており、今回の相談を受けました。
<施工手順>
屋根から剥いでいきます。
その後、新しい屋根の下地を組みます。
合板を貼って、防水シートまで張れたら、外壁を剥いで、骨組みだけにします。
屋根の上に職人さんが上がるので、仮柱で補強し、シロアリ被害のあった柱は新しいものに取替えて、防蟻処理をしっかりと施し、入口のサッシをとり付けます。
工事中、見えていなかった部分にもシロアリの被害があったので、こちらの部材も取替えて、きちんと防蟻処理しました。
■ シロアリ被害
■ 取り替え後
既存の構造部材には金具や補強部材を加え、強度を高めています。
今回の工事で一番苦労したのは、骨組みの不陸(水平でないこと)です。
一番大変だったのは屋根の棟の部分。赤い線と比較するとよくわかります。
このような不陸も当社の大工さんに任せれば大丈夫。
まっすぐな屋根に直してしまいます。
倉庫の中も明るくなるように明り取りを大きく取りました。
ついに完成です。
こんなに明るいイメージの倉庫なら子供の頃、閉じ込められても怖く無かったかも知れません。