「 大壁・大壁造り 」とは(住宅建築 用語解説)

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大壁・大壁造りとは「 おおかべ 」と呼び、柱や梁を壁で覆い柱を見せないような壁を指し、現代において一般的に使われる壁の納め方です。

 

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  【大壁造りの断面図】

 

 

 写真は、大壁造りの施工中(※防湿シートが室内側に貼られている状況)です。

 

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   【大壁造りの施工状況】

 

 

一方で、柱と柱の間に壁を作ることで柱が外から見える壁は「真壁(しんかべ)造り」と呼ばれ、和室に多く見られる日本の伝統的な壁の手法です

 

真壁造りについては下記のリンクを参照ください。

「 真壁・真壁造り 」とは(住宅建築 用語解説)  → こちらをクリック

 

 

大壁造りが現代において、一般的に使われる理由を説明します。

 

すっきりとし広く感じる 

柱が見えないことで部屋にスッキリとした印象を与えます。 

また、柱がないのでインテリア等の邪魔をしません。

 

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【大壁造りのリビング】

 

 

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【真壁造りのリビング】

 

 

防火性能が高い

壁に使用される材料は「石膏ボード」又は「プラスターボード」という燃えない材料が使用されることが一般的で、大壁は柱等がそのボードに囲われていることから、真壁造りより防火性が向上します。

 

断熱性が高い

壁で囲まれていることで、気密性が向上するとともに、柱の厚みいっぱいまで断熱材を施工することができるので、真壁造りより断熱性が高くなります。

 

耐震性を上げやすい

耐力壁の施工において下記の①より②の方が耐震性を高くすることが可能です。

しかし、真壁造りでは②を選ぶことができません。 

①壁の間に筋交いを入れる 

②柱の外側から構造用合板を貼る(両面若しくは片方)

 

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【①壁の間に筋交いを入れる】

 

 

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【②柱の外側から構造用合板を貼る(写真は外側のみ)】

 

 

大壁造りは真壁造りよりメリットが多い印象がありますが、大壁造りは柱や梁が見えないことから「どのような木材が使用されているかわからない」というデメリットもあります。

 

真壁造りで使用される木材は質の高い木材を使用することが多いですが、大壁造りであっても耐久性の高い木の選択をしなければなりません。

 

特に新築・増築の場合は、住宅会社(建築会社・工務店等)と壁の種類だけでなく、使用される木材についてもしっかり打合せを行ない、施工中の様子も見に行くことをおすすめします。        

 


 


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