和室の断熱窓リフォーム&畳張替え
こんにちは! 滋賀営業所の大西です。
今回ご紹介するのは、和室のリフォームです。 もともと、断熱性を高めるために内窓を設置したいというお客さまのお宅へ伺った際、和室の内窓リフォームと一緒に畳・襖(ふすま)の取替えのご依頼をいただきました。
リフォーム前の和室は、 真壁(しんかべ)造り*となっていて、床の間・畳・襖・障子で構成されています。
*真壁(しんかべ)造りとは、柱が見えている壁仕上げ
断熱化のため、今回、障子本体は取り外して、障子風に格子の付いた「内窓」を取り付けます。
< Before>
< After >
こうすると、和室の見た目を損ねることなく、断熱を強化することが可能です。
続いて襖です。長年使用していると動きや建付けが悪くなっているので、貼替後はしっかりと建付けの調整をして納品します。
< After >
また、この和室の畳は、長年カーペットで覆われて隠れていました。
< Before①>
畳は2~3年で裏返し、5~7年で表替え、10年以上で新調するのが理想だと言われていますが、素材によってはもっと長持ちしますし、使用頻度によって傷み具合も変わってきます。
また、カーペットと畳のあいだにはカビやダニが増えやすくなるので注意が必要です。
< Before②>
カーペットをめくってみると色の違いがくっきり出ています。
今回は20年以上経っていましたので、畳床(たたみどこ)ごと新しく交換しました。
タンスや家具が少々あっても、畳を1枚めくったところに家具を降ろし、まためくったところに家具を降ろし、パズルのように外してきますので、ほとんどの場合入替は可能です。
畳下の床板にもしっかりと防虫防湿シートを敷き詰め、その上に新しい畳を収めていきます。
< After >
納品後はしっかりと乾拭きを繰り返して手入れが必要ですが、使い込むほどに味が出てきれいな飴色に焼けてくるのが国産イ草の魅力です。
最後に床の間です。
< Before>
床の間には龍鬢表(りゅうびんおもて)と言って、厳選された質のいいイ草を使用します。
龍鬢表はイ草を天日干しと水洗いを繰り返し、黄金色になるまでわざと日焼けをさせて仕上げる赤龍鬢(あかりゅうびん)と、日焼けの工程をはぶいた青いままのイ草の青龍鬢(あおりゅうびん)があります。
今回は青龍鬢を使用しました。
< After >
畳が新しくなると寝転んでみたくなりますね!
またイ草の香りにとても癒されます。
現在、国産イ草の90%が熊本で作られており、その品質は高く安心して使っていただけます。
畳表には生産者まで追えるくまモン付きのQRコードが一緒に縫い付けてあります。
使用した畳表がこのように熊本県産で、生産者まで追えるようになっているため、安心ですよね。
カビの発生やダニの増殖を抑える「畳」
イ草の畳は、手入れが大変という方には、大建工業が販売する「ダイケン畳 健やかくん」という「機械すき和紙」でできた高機能な畳もあります。
< 特長 >
■カビの発生やダニの増殖は、イ草おもてに比べわずか
■すべての商品が抗菌仕様
■日焼けに負けず、美しさをキープ
■撥水性があるので水分・汚れが染み込みにくい
■ペット(小型犬など)の爪や、玩具による傷もつきにくい
< 詳細情報 >