「 健康住宅・健康素材 」とは(住宅建築 用語解説)
健康住宅・健康素材とは、心身に負担が少なく快適な居住空間とし、さらに居住者に悪影響のある化学物質を排除し、調湿や消臭効果のある天然素材を使うことで、健康に配慮した快適な住環境を提供する住宅です。
下記からは、健康住宅・健康素材について、具体的に紹介します。
健康住宅
健康住宅として配慮された設計について、主な要素を紹介します。
空気環境
24時間換気システムはもちろんですが、全熱交換器等を使用して空調への負担を軽減しつつ新鮮な空気を取り込み、室内空気を清浄化します。
最近では各室にエアコン等の個別空調を設けず「全館空調システム」を搭載している住宅も増えてきており、住宅内の温度を常に一定に保つことができ、ヒートショックの低減にも役立っています。
ただし、全館空調システムは、自身による掃除等が難しく、また、交換時には多額な費用が必要となりますので注意が必要です。
断熱
高断熱な住宅とすることで、空調効率を高めると共に、結露防止やカビの抑制についても考慮されています。
採光
自然採光を取り入れた開口を有し、住宅内に居ながら季節や時間を感じられるように配慮されています。
遮音
高い遮音性を有する壁や窓を採用することで、外部の騒音を遮断し快適な住環境とするよう設計されています。
健康素材
一般的な健康素材として使用されているものを紹介します。
自然素材
床材等を無垢材としたり、壁に珪藻土や漆喰等化学処理を抑えた素材を使用したりすることで、有害物質の発生を押さえ、シックハウス症候群の原因となるホルムアルデヒド等を抑制します。
調湿素材
漆喰や調湿性のあるタイルや和紙等は湿気を吸収・放出する性能があり、室内の湿度を適度に保つ効果があります。
抗菌・防臭素材
自然由来の抗菌成分を含む素材や、消臭効果のある炭などがあります。
リサイクル素材
最近では、環境に配慮したリサイクルガラスやリサイクル木材なども、健康と環境保護の観点で注目されています。
健康住宅や健康素材は、居住者の健康維持だけでなく住宅の長寿命化の観点からも採用されることがあります。
しかし、天然素材や自然素材等は経年劣化するため、定期的なメンテナンスが必須なものがあります。
経年劣化も楽しむ気持ちで向き合うことが大切です。







