「 カーポート 」とは(住宅建築 用語解説)

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カーポートとは、強い日差しや雨・雪から車を守る、柱と屋根のみで作られた壁がない車庫を指します。

なお、壁で囲われている車庫を「ガレージ」と呼び、建物内に設けられた車庫を「ビルドインガレージ」と呼ばれます。

 

【カーポート】    
 

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【ガレージ】    
 

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【ビルドインガレージ】    
 

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カーポートのタイプ

 

様々なタイプのカーポートがありますが、代表的なタイプを紹介します。

 

1.片持ちタイプ

柱が片側のみにあるカーポートです。   
駐車の際、柱が邪魔になりにくいメリットがありますが、風の影響を受けやすいデメリットがあります。

 

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2.両側柱タイプ

両側に柱があるカーポートです。   
風に対する抵抗力もありますが、柱がある分駐車スペースが狭くなります。

 

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3.後方柱タイプ

柱が後方にあるカーポートです。   
駐車時に柱が邪魔になりづらく、車の出し入れ、乗り降りがしやすいですが、片持ちタイプ同様風の影響を受けやすいデメリットがあります。

 

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屋根の素材

 

屋根に使用される素材も様々で下記のような素材があります。

 

1.ポリカーボネート

衝撃に強いプラスチックで、防火性能も備えています。   
温度変化による変化も小さく、カーポートの屋根材に用いられることが最も多い素材です。   
また、熱線遮断ポリカーボネートという素材もあり、それを使用すると真夏の炎天下でも車内温度の上昇を抑えることが可能です。

 

2.金属

ガルバニウム鋼板やスチール等、耐荷性・遮熱性に優れた素材です。   
折板タイプの屋根に加工することにより強度を高めることができ、積雪・強風等への懸念がある地域等でよく使用される素材です。

 

3.アルミ

遮光性、遮熱性や錆に強く、軽量な素材です。   
他の素材より高価となる傾向があります。

 

4.塩化ビニール

昔は多く使用されていた素材ですが、熱を加えると溶けてしまうことから、建築基準法上使用が制限されています。   
 

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構造体の素材

 

柱や屋根の構造体に使用される素材は下記の2種類です。

 

1.アルミ

錆びに強く、軽量で強度もあり、耐久性・遮熱性があります。 構造体に一般的によく使用される素材です。

 

2.スチール

加工性及び耐荷性に優れ、アルミ材よりも安価ですが、錆びやすいため塗装による対策が必要です。

 

 

設置する際の注意事項

 

カーポートは建築基準法上において「建築物」として取り扱われます。
新築時はもちろん、既存カーポートの取替の際も建築基準法第6条に基づく確認申請が必要となります。

また、建築物である以上、一定の構造基準等を守る必要があるため、地域や設置場所に合わせた適切なカーポートを選定する必要があります。

カーポートの設置を検討する際は、販売元に建築基準法に適したカーポートであることを確認し、必要な手続きを行なうよう注意ください。

 

 


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