「 野淵・板野淵 」とは(住宅建築 用語解説)
野淵(野縁)とは、「のぶち」と呼び、天井の板等を固定するための下地で細長い棒状の部材を指します。また、角材でなく板材を用いた野淵を板野淵と呼びます。
木造の場合は、一般的に40mm~45mm角程度の角材を使用し、梁等から吊木で吊られた野淵受に455mm間隔で配置されます。
最近では、鉄板を加工した中空断面のLGSと呼ばれる軽量の金属が使用されることが多く、JIS基準では、野淵受は450mm間隔、野淵は360mm間隔で配置することとなっています。
【木造の野縁】
【LGSの野淵】
野淵は天井材を支える重要な部材であり、使用する天井材の荷重によって配置間隔を狭めたり、部材の大きさを大きくする必要があります。
野淵は梁の下に作られ、人が乗るほどの強度はありませんので、屋根裏収納等を施工する際は別途梁上に床を作る必要があります。
古くからの木造住宅は天井が無いものが多いです。その理由は囲炉裏があり、煙が昇ることから天井が低いと部屋が煙だらけとなってしまうからです。
また、囲炉裏から出る煙で天井を燻すことで、小屋裏内の虫の発生を防ぐ作用があります。
近年での住宅は、小屋裏に断熱材を施したり、電気配線や空調ダクト等を隠す必要があるため天井を施工する必要があり、野淵が必要となっています。
なお近年の住宅では、木の野淵よりLGSを使用した野淵が主流です。
工事の際には、使用する天井材に合った基準のものかをリフォーム業者に相談することをお勧めします。







