「捨て張り工法」と「根太張り工法」の違い(建築用語解説)
「捨て張り工法」と「根太張り工法」の違いは、床材(フローリング)を張る際の下地の状態が異なり、「捨て張り工法」は根太と床材の間に合板をはさむ工法なのに対し、「根太張り工法」は根太に直接床材を張る工法です。
捨て張り工法
捨て張り工法とは、根太と呼ばれる床下構造材の上に12mmの合板を設置した上に床材を施工する工法です。
無垢の床材(フローリング)を使用する現場では、最も一般的な工法と言えます。
「捨て張り」とは下地用の合板を張り付ける作業の総称指し、合板を「コンパネ」と呼ぶこともあります。
合板部分が振動や音を吸収するため防音性が向上し、また、下地が強固であるためフローリングが安定し、歪みやきしみが少なくなる特徴があります。
また、床がフラットにできるため床暖房などの設備を設置しやすいメリットがあります。
【 捨て張り工法 】
根太張り工法
根太張り工法とは、根太に直接床材(フローリング)を張る工法です。
根太は、303mm若しくは455mm間隔であるため、根太張り工法で採用する床材は、その間隔に合わせたフローリング材を使用する必要があります。
合板の下地が無い分手間が省けるため、工期が短く費用が抑えられる工法です。
根太張り工法は根太の間に空間ができるため、床下の通気性が良く床下の湿気が溜まりにくいメリットがありますが、底冷えの原因となるので、最近では根太の間に断熱材を敷くことが多いです。
なお、根太と根太の間が空間であるが故に、空間部分に重い家具を乗せるとその部分が凹むことがあるので、事前に家具の配置が決まっている場合は、根太の間隔を狭くし強度を上げておくのがおすすめです。
【 根太張り工法 】
新築の場合は捨て張り工法がおすすめですが、リフォーム工事等で段差解消のため、現状のフローリングの上に床材を増し貼りする場合等は、根太工法等を組み合わせることでコストを抑えることも可能です。
リフォームの際は「捨て張り工法」と「根太張り工法」の違いを意識して、業者と打ち合わせをしましょう。







