下地の種類「構造用合板・石膏ボード・ベニア板」とは(用語解説)
内装材の主な下地の種類には「構造用合板・石膏ボード・ベニア板」があり、各種使用用途や場所が異なります。
下地とは
下地とは、仕上げを施工するためにその受け材にあたる部分のことを指し、壁紙を貼るためにポンドを貼る材料を壁下地、床板を施工する際に釘等を受ける材料を床下地と言います。
構造用合板
構造用合板とは建物の構造上、重要な壁や床などに使われる合板で、JAS規格により「1級」と「2級」があり、規定されている強度試験等により分類されます。
●1級
主な使用場所は、構造上重要な部位に使用される
●2級
一般的な壁・床や屋根等の下地に使用される
また、構造用合板には、厚さ数ミリ程度の単板を繊維方向が交差するように重ねて接着剤で圧着されている「合板」と呼ばれるものと、薄く削った木のチップを平行に重ねて積層し接着剤を使って高温圧縮した「OSB合板」があります。
1.合板
合板は、木材を薄くスライスした単板を使用しており、単板のデメリットである「収縮」、「反り」や「繊維方向の強度不足」等を補正している板です。
2.OSB合板
OSB合板とは、Oriented Strand Board(オリエンテッド・ストランド・ボード)の略称で、北米で開発された原料である丸太を削片にし、これを接着剤で高温圧縮して再構成した木材です。
OSB合板は通常、製材として利用が難しい木片まで使用可能とし、節が無く、繊維傾斜等の木の持つ欠陥もカバーした一定の強度がある合板です。
JAS規格における構造用合板の「接着部分の耐久性」にも、上記とは別に「特類」、「1類」「2類」の類別があり、使用場所は下記のとおりです。
●特類
屋外又は常時湿潤状態となる場所(環境)において使用される構造用合板
●1類
断続的に湿潤状態となる場所(環境)において使用する構造用合板
●2類
通常の室内環境で使用される家具用や造作用の合板
石膏ボード
石膏ボードとは、石膏を芯材として、その両面と側面を紙で被覆したボードのことで、別名「プラスターボード」とも呼ばれ、設計図書等では略して「PB」と表記されることがあります。
石膏ボードは、耐火・防火・遮音・断熱性能があり、主に室内の壁紙等の下地材として使用されます。
石膏ボードにもいくつか種類があり、建設現場でよく見かけるものを紹介します。
●強化石膏ボード
一般的な石膏ボードの芯に無機質繊維などを混入し、耐火性・耐衝撃性の向上を図ったもの
●石膏ラスボード
一般的な石膏ボード表面に長方形のくぼみをつけたもので、タイル貼り施工時のモルタルが付きやすくしたもの
●化粧石膏ボード
一般的な石膏ボード表面を化粧加工したもので、壁紙を貼らない押入れ等に使用するもの
●吸音用穴あき石膏ボード
一般的な石膏ボードに小さな穴を空け吸音性を高めたもので、天井材に使用するもの
べニア板
ベニア板(ベニヤ板)は、単板とも呼ばれ主に針葉樹をかつらむきにした単層の板を指します。 合板の元となる材料で厚さは薄いものが多く流通しています。
単独として使用される場合は、内装の仕上げ材として棚や家具等で使用されることが多いです。
なお、美しい木目等を使用するため薄くスライスしたものを表面化粧材として貼る方法があり、その際には化粧単板、突板(つきいた)と呼ばれることもあります。







