「 クッションフロア(CF) 」とは( 用語解説 )
クッションフロアは、塩化ビニル系の素材でできたシートで、柔らかくてクッション性のあるフロア材料のことです。
CF(CFシート)とも呼ばれます。
防水性があるのでキッチン・洗面所・トイレなど水まわりで使われることが多いです。
製品には住宅用と店舗用(土足対応)があります。
厚さは住宅用で1.8mm程度、店舗用(土足対応)は2.3~2.5mmのものが多く、さらに表面を強化したもの、耐摩耗性・耐久性・衝撃に強いなど高い機能性を持つ製品もあり、価格は住宅用のものより高価となります。
住宅用のクッションフロアは、フローリングと比較すると価格も安く、施工も簡単なためDIYで手軽にリフォームする方も増えています。
デザインや質感などのバリエーションも豊富で、雰囲気やシーンに合わせて選べます。また、防音効果のあるものや、衝撃に強いものなどもあります。
クッションフロアのメリット
1. 豊富なデザイン
デザインが豊富で質感などの再現性も高いです。またフローリングなどの床材よりも安価なため、取り入れやすい製品です。
2. 防音性
クッションフロアは音を吸収し、隣の部屋に響く音を軽減します。
3. 施工が簡単
薄く柔らかいシート状になっており、はさみやカッターなどでカットしやすく、両面テープで施工できます。
4. お手入れが簡単
塩化ビニル素材の特性として耐水性があるため水拭きで汚れを落とすことができ、掃除が簡単です。
クッションフロアのデメリット
1. 傷がつきやすい
鋭利な物を落とすと切れたり、家具の脚でへこんでしまったり、穴が開いたりすることがあります。
2. 高級感は出にくい
木目調やタイル調など、さまざまなデザインのものがありますが、本物と比べるとどうしても安っぽく見えてしまうこともあります。サンプルを取り寄せるなどして、確認が必要です。
3. 耐久性が低い
水濡れに強い反面、完全に防水ではないため、湿気が多い状態が続くと、粘着力が弱まり端の方から剝がれてくる可能性があります。