「 陸屋根 」とは(住宅建築 用語解説)

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陸屋根とは「りくやね・ろくやね」と言い、建物の屋根形状の一種で屋根勾配が無い平面な屋根を指します。

 

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 < 陸屋根イメージ > 

 


水平といっても雨水を一定方向に流すため、100分の1程度の水勾配があります。

 

陸屋根は「フラット屋根」とも呼ばれ、ビルやマンション等の屋根では主流の屋根形状ですが、近年では戸建て住宅にも多用されています。


屋根勾配が無いため意匠的にスタイリッシュに見えますが、きちんとした防水を施さなければ雨漏れの原因になります。

近年の防水技術が向上したことから、陸屋根の建物が増えつつあります。

 

陸屋根のメリット

 

陸屋根によるメリットは意匠的なもの以外に下記のものがあります。

 

1.屋上利用が可能

敷地が狭く広い庭が取れない場合等に、屋上を庭として利用する方法です。日当たりが良いことから、ガーデニングや家庭菜園などにも向いています。

人が日常的に屋上を歩行する場合には、それなりの荷重を受ける構造とすることが必要なので、柱や梁が大きくなります。

 

2.メンテナンスが簡単

屋根面が平らなため人が歩きやすくメンテナンス時に足場の設置等が不要となります。

 

陸屋根のデメリット

 

1.防水処理を徹底する必要がある

三角屋根より水が流れにくい構造であるため、防水処理のメンテナンスが必要となります。
雨水の排水口が枯葉等で詰まってしまうと、屋根がプール状となってしまい雨漏れの原因となってしまうため、メンテナンスはしっかり実施する必要があります。

 

2.陸屋根の直下階が暑くなりやすい

三角屋根より屋根と天井の間の懐が狭いため、断熱層が薄くなることが多く、屋上の熱が直下階へ伝わりやすくなります。

夏場は部屋が蒸し暑くなるため、対策としては、しっかりとした断熱処理を施す必要があります。
また、屋根の懐が無いことから、ロフトなど屋根裏部屋を作ることはできません。

 

3.降雪地域では雪かきが必要となる

三角屋根の場合、ある程度の積雪なら雪が滑り落ちますが、陸屋根の場合はそれが無いため雪かきが必要となるケースがあります。

 

防水処理の種類

 

陸屋根を作る際の防水処理の方法として、主に「塗膜防水」「シート防水」「アスファルト防水」があります。

 

■ 塗膜防水

塗膜(とまく)防水には大きく、ウレタン防水とFRP防水の2種類があります。


ウレタン防水は、液体状のウレタン樹脂を塗布することで化学反応を起こして防水塗膜を形成し、ウレタン樹脂の特徴である「弾性」を持たせて、水が浸入するリスクを少なくすることができます。

 

FPR防水は、液状の不飽和ポリエステル樹脂に硬化剤を加えて、さらにガラス繊維等と組み合わせて一体にした塗膜防水です。塗膜の硬化速度が速いことから、何層も塗り重ねる場合でも1日で施工を完了させることが可能です。


塗膜防水はその名の通り「塗る」防水であるため、多少複雑な形状でも塗ることができれば防水処理を施すことができます。

 

 

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 < 塗膜防水イメージ > 

 

■ シート防水

シート防水とは、塩化ビニール製や合成ゴム製のシートを貼る防水工事で、広い面積を一度に防水処理ができるのが特徴です。

 

塩化ビニール製は、安価な上、紫外線・熱・オゾンに対して優れた耐久性を持ち、さらに下地の撤去がいらないのが特徴であることから、改修工事等に適しています。

 

合成ゴム製は、伸縮性が高く伸びがあり、下地の亀裂にも柔軟に追従することができます。また、温度による物性変化が少なく、気候のよる施工地域を選ばないのが特徴です。

シートを貼る防水であることから、施工個所は平らな面である必要があります。

 

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 < 塩ビシート防水イメージ > 

 

 

■ アスファルト防水

合成繊維不織布のシートに、バーナーで液状に溶かしたアスファルトを染み込ませ二層以上に仕上げた防水工事の工法の一つです。

 

溶けたアスファルトを使用しているため、専門の技能士が必要でシート防水より高額となりますが、防水の耐用年数が長いのが特徴です。なお、シートを貼る防水であることから、施工個所は平らな面である必要があります。

  

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 < アスファルト防水イメージ > 

 

 

 


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