「 面取り 」とは(住宅建築 用語解説)
面取りとは、角形断面の出隅を保護や装飾等の目的で削り取り加工したものを指します。
保護としての目的
建材等の安全性を高めることができます。
角やエッジが鋭利な状態であると、それに触れたりぶつかったりすることでケガ等をする可能性があります。
また、角やエッジが鋭利な状態であると、建材そのものが経年劣化によりその状態が欠けたりする可能性があるので、あらかじめ面取りをすることによって、建材自体を保護することができます。
このように面取りを行なうことによって、建材等の取り扱いや使用時の安全性を向上させることができます。
装飾としての目的
曲線美等を生かしたデザインとすることができます。
角やエッジが鋭利な見た目のままであると、意匠的に鋭い印象を与えることがあります。
面取りによってエッジや角を滑らかにすることで、柔らかな印象であったり、曲線美を生かすデザインとすることがあります。
面取りの種類
面取りの種類は沢山ありますが、日常生活でよく見る面取りは、
「角面(かどめん)」「丸面(まるめん)」「猿頬面(さるぼおめん)」「匙面(さじめん)」「銀杏面(ぎんなんめん)」「片銀杏面」「蒲鉾面(かまぼこめん)」「甲丸面(こうまるめん)」「内丸面(うちまるめん)」「しゃくり面」「几帳面(きちょうめん)」等があります。
