「 まぐさ・窓台 」とは(住宅建築 用語解説)
まぐさ・窓台とは、窓や扉等の開口部の上下にある横架材のことです。
窓の上端にあり、窓上の壁を支えるのを「まぐさ」と言い、窓の下端にあり、窓を支えるのが「窓台」と言います。
木造におけるまぐさ・窓台は木製が使用され、鉄骨造におけるまぐさ・窓台は軽量鉄骨下地(LGS=light gauge studsの略)と呼ばれる鋼製の物が使用されます。
一方、鉄筋コンクリート造の窓には、まぐさ・窓台は使用されません。
理由は、鉄筋コンクリート造の壁自体で窓を支えることが可能なため、まぐさ・窓台等が不要だからです。
具体的には、鉄筋コンクリート造の壁に窓より少し大きい開口部を設け、溶接等で窓を固定し、隙間にはモルタルを使用します。
まぐさ・窓台の見寸*¹は一般的に45mm程度とされていますが、窓が大きく、又はガラスの枚数が増える等窓が重くなると見寸が大きくなる場合があります。
また、窓のメーカーで個別に指定されている場合もあります。
※1 見寸とは、「みえすん」と読み、正面から見た場合に実際に見えている部分の寸法のことを言います。
寸法には幅、奥行、高さとありますが、まぐざ・窓台に置ける見寸は「高さ」の部分を指します。