「 自然塗料 」とは(住宅建築 用語解説)

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自然塗料とは原料に石油や合成顔料を含まず、植物油や植物ワックス・植物顔料・鉱物顔料など天然の素材を主原料とした塗料です。

 

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古くから天然の青柿から抽出した柿渋などが用いられていました。柿渋は、防腐・防水効果があると言われます。

強い臭いが欠点でありましたが、臭いを抑える技術により気にならないレベルにまで抑えたものもあります。

 

その他には、亜麻仁油・白ロウ・桐油・カルナバロウ・コパル・蜜ロウ・ラベンダーオイルなども原料として使われます。

 

一般的な塗料は、様々な化合物が混合されているものが多く、安全性がとても分かりにくくなっています。

対して自然塗料は、化学系塗料でよく使われるような石油を原料とする樹脂や溶剤・合成顔料を使っていません。

 

自然塗料は人や環境に優しく、安全性が高いというコンセプトで多くのメーカーが発売しています。

 

ただし、自然塗料といっても塗装後に塗料が乾燥し、硬化していく段階でホルムアルデヒドやVOCを発生させるものもあるため、全ての人にとって一概に安全と言えない点には注意が必要です。

 

 

「F☆☆☆☆」(エフフォースター)の基準

塗料は、ホルムアルデヒド放散量によって区分があり、星が多いほどホルムアルデヒドの放散量が少ないとされています。

「F☆☆☆☆」マークの「F」はホルムアルデヒドの放散濃度を示した基準、「☆」の数が多いほどより放散が少ないことを意味しており、その中で最も少ないものが「F☆☆☆☆」です。

 

建材(塗料も含む)はホルムアルデヒドの放散量により、下記のようにFスターで分類されています。

 (引用: 一般社団法人日本塗料工業会HP) 

F☆☆☆☆: 使用面積制限なし
F☆☆☆ : 使用面積制限有り
F☆☆  : 使用面積制限有り(F☆☆☆より使用面積は少なくなる)
マーク表示なし:使用禁止

 

 

塗料の構成成分

塗料は一般的に、「 樹脂(主成分) 」、「 溶剤 」、「 添加剤 」、「 顔料 」などの4つの成分で構成されています。

主成分の原材料によって大きく次のように分けられます。
 

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■オイル系

塗料を塗ったあとにウエスなどで拭き取りをする「オイルフィニッシュ」という技法によく使用されます。
木の内部に浸透して表面に塗膜を作らないため、木材本来の風合いを残した美しい木目の質感に仕上がります。

 

■ワックス系

木にワックスが浸透することで木の表面をコーティングして撥水性や防汚性などの働きが残ります。無塗装のような自然な仕上がりが特徴です。ワックスは時間の経過で取れていくので、定期的に塗り直すメンテナンスが必要となります。

 

■オイルワックス系

オイルとワックス両方の機能を兼ね備えたもので、木材を保護する性能を引き出したものです。植物油を主成分にして木材の表面を保護しながら、ワックス分を含むことで、水はじきをよくし耐水性を上げています。

 

 

 

 

 

 

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