「 RC造 」とは(住宅建築 用語解説)

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(代表的なRC造:国立西洋美術館 世界文化遺産)1959(昭和34)年3月竣工

 

 

RC造は、Reinforced Concrete Constructionの略で「鉄筋によって補強されたコンクリート構造」という意味になります。

柱や梁など建物の骨格部分に鉄筋を組み、その周辺に作った型枠にコンクリートを流しいれて固めて造る工法です。

 

鉄筋は引張力に優れていますが、錆びやすく高温時の耐火性が低いです。
それに対してコンクリートは熱に強く、圧縮力にも強いですが、引張力に弱いという特長があります。


RC構造は熱に弱い鉄筋をコンクリートで覆い、熱から鉄筋を守り酸化を防ぎます。

コンクリートは上からの圧力による[ 圧縮 ]に対する抵抗力はあるのですが、[ 引っ張り力の弱さ 」を引っ張り力に長けた鉄筋で補強することで、両者の弱点を相互に補い合い、変形しにくく高い耐久性を出す工法となります。

 

 

RC造(鉄筋コンクリート造)のメリット


主原料のコンクリートは不燃材料です。コンクリートは熱に弱い鉄筋の耐火被覆の役割もあり、非常に高い耐火性を備えています。併せて気密性の高さもあるので、冷暖房の効率も良くなります。
圧縮力と引張力を兼ね備えているので強度が高いため、耐震性も耐久性も高くなります。


さらにRC造は遮音性も高いです。遮音性は比重や密度が大きいほど高くなるので、比重の重いRC造は音が伝わりにくくなっています。
地震や経年劣化によってひび割れ(クラック)が生じることがありますが、補修材などにより比較的簡単にメンテナンスすることができます。
正しくメンテナンスを行った建物は、耐用年数を超えて使い続けることも可能になります。

 

資産価値を表す「法定耐用年数」についてもRC造は他の建築物よりも高いものとなっています。
・RC造(SRC造含む) : 47年
・S造 : 19~34年
・木造 : 22年

 

RC造は比較的自由な構造が可能になります。構造的な強度を確保が可能であれば、デザインのバリエーションに富み様々な形状の建物が設計できます。

柱をなくした大空間や意匠性の高い外観なども実現できます。


建物の重量が重くなるので軟弱な地盤には注意が必要です。
地盤が弱い土地にRC造の建物を建てると、建物の傾きや倒壊の恐れも出てきます。地盤調査を行ったうえで、地盤補強が必要になることが多くあります。

 

デメリットとしては、他の建築物よりも工期が長くなり、建築コストが高くなります。

また気密性が高いため、結露がたまりやすくカビが発生しやすい場合があります。

定期的な換気や結露を取り除いたりする必要があります。
最近では24時間換気システムを備え、対策が講じられている建物も多くなっています。

 


 


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