【東京のリフォーム情報】
「 ダクト 」とは(住宅建築 用語解説)
こんにちは! 東京営業所 技術アドバイザーの有泉です。
今回の用語解説は「ダクト」について紹介したいと思います。
材料としては、このようなものです。
最近は、新型コロナウイルス対策のこともあり室内の換気に関心が集まっています。
「ダクト」とは英語で「duct」と書き日本語では空気の通り道という意味の言葉です。
弊社がリフォーム工事で取り扱うダクトは、主に形状が丸であり、設備の種類によってその太さも異なります。
例えば台所の排気のダクトは、ほとんどが 150㎜の丸形であり、浴室の換気扇であれば 100㎜の丸型がほとんどです。これは、どのくらいの換気量が必要かによって、必要な太さが異なるからです。
表現方法が非常に難しいので、今回は6畳の部屋を1時間に何回換気出来るかを比較してみたいと思います。
台所のレンジフードは、強運転で1時間に 500㎥程度の換気能力があるので、6畳間の容積約24㎥(長さ3.6m×幅2.7m×天井高さ2.4m)が1時間に20回空気が入れ替わる計算となります。
換気回数という目安があり、事務所などは1時間に5回入れ替われば、十分な換気量と言えるため設備としては申し分ありません。
弱運転では、商品によっても異なりますが130㎥ほどの換気能力があるので、1時間回し続けると6畳間を5.4回換気できる計算になります。
実は、台所のレンジフードの換気能力は、結構優れているのです。
私の自宅では、コロナ禍で換気が大事と言われてからずっとレンジフードの弱運転で回し続けています。そのうち壊れなければいいのですが・・・。
ちなみに強運転は、音が結構うるさいので料理中だけにしています。
また私の印象として換気扇は、使わない時間が長いほど壊れやすい気がします。
それは、しばらく使っていなかった換気扇を動かしてみると「こんな音がしたかしら?」と思ったりしたことが何度もあったからです。
お客様のお宅に伺った際、さまざまな状態の換気扇の音を聞いていることもあり、「この換気扇の音、何かおかしいな」と感じることもあります。
浴室工事のお客さまから「換気扇はそのままでいいわ」とご要望いただくこともありますが、冷静に音を聞いて「この際、交換したほうがいいですよ」とお勧めすることが多いのです。
それは、その後に故障した場合、換気扇部分の工事だけでは済まないケースがあるからです。
また、冬場に暖かくして入浴でき、梅雨時も洗濯物を早く乾かすことができる浴室暖房乾燥機や、電気代が削減できる省エネタイプの換気扇の設置をこの際、検討していただくと今後の生活にメリットをもたらせてくれると思います。