「 プラグ止め・テストプラグ 」とは (住宅建築 用語解説)
こんにちは! 東京営業所 技術アドバイザーの有泉です。
今回は「プラグ止め」という工事用語について説明させていただきます。
さて「プラグ止め」とはどんな工事の時にするのか?
水道やガス関連の工事で一時的に水を止めたり、ガスを止めたりする工事の際に行います。
リフォームでは、キッチン・浴室・洗面・トイレなどの水廻り工事の時に現在、お使いの器具(設備)の位置変更や設備交換の際に一時的に水やガスを止めることがあり、その際にプラグ止めを行います。
< 洗面台の給水管にプラグ止め >

水廻りの工事(浴室やキッチンリフォーム)の初日の朝一番に
「一時的に水を止めさせてください」
とお願いさせていただくのは、このプラグ止めを行うためなのです。
プラグ止めは、現在使用している器具を取り外し、スムーズに解体工事担当に引き継ぐためには必須な作業です。
プラグ止めの作業を設備屋さんやガス屋さんが行っているうちに工事範囲の養生を行い、作業時間を無駄にしないように次から次へと作業を進めます。
お客様には、一時的に職人がいっぱいでご迷惑をおかけします・・・。
工事中に水を使いたい場合にはこんな風に「プラグ止め」の代わりに直接蛇口をつけたりすることもあります。

また「プラグ止め」を行った配管の周りの工事は特に慎重に行います。
設備の管を傷めると新たに繋いだりする箇所が増えるため、出来る限り繋ぎ目は少なくなるように配管をします。
排水管についても配管完了時に写真のように工事中に管の中に余計なもの(ゴミや道具等)が落ちたりしないようにテープなどでフタをします。

排水管なので下水の臭いニオイが上がってくる場合もありますので、ニオイ対策の意味もあります。
ホコリが入らないようにただフタをしているような作業ですが、一つ一つが意味のある大事な作業です。
このように「プラグ止め」とは、本来蛇口やガス栓等がついている場所に、「テストプラグ」という樹脂やアルミ・鉄などでできた部材を使用して水やガス等が漏れないようにする作業のことです。
キッチン交換工事の解体後の写真です。
ガスのフレキホース・給水管・排水管に「プラグ止め」がそれぞれあります。

< ガスのフレキホースでプラグ止め >

< キッチン給排水のフラグ止め >

< 小便器の給水管にプラグ止め >

< 洗濯機置き場の給水管にプラグ止め >
