2023年【 リフォーム補助金 】先進的 窓リノベ事業

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現在、住宅リフォームを推進するための補助事業「住宅省エネ2023キャンペーン」が行われています。そのうちのひとつ、「先進的窓リノベ事業」について解説していきます。

住宅省エネ2023キャンペーンで設置された3事業

① こどもエコすまい支援事業
② 先進的窓リノベ事業
③ 給湯省エネ事業

 

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事業の目的

日本では、
・2030年度の家庭から出るCO₂の排出量を、2013年度と比較して7割削減すること
・2050年の既存住宅のエネルギー収支を平均してプラスマイナスゼロにする
ということを目指しており、
先進的窓リノベ事業はその目標に向けて、既存住宅を断熱性能の高い「高断熱窓」に改修する工事に対して金額的な補助をすることで、冷暖房費の軽減や住宅の高断熱化を促進する事業となります。

 

 

概要

「先進的窓リノベ事業」とは経済産業省と環境省の2省が行っている補助事業の複合としての事業名称となります。

 

・経済産業省「 住宅の断熱性能向上のための先進的設備導入促進事業等 」
・環境省「 断熱窓への改修促進等による家庭部門の省エネ・省CO2加速化支援事業 」

 

こどもエコすまい支援事業や先進的窓リノベ事業については、経済産業省・環境省・国土交通省の3省にまたがる補助金申請であっても、各省の横の隔たりのない「ワンストップ申請」が可能となり、シンプルでかつ補助金額が有利な条件での申請方法となる予定です。

 

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対象者

補助の対象となる方は工事発注者となるお客さまです。具体的な要件としては、以下の二つがあります。

 

①窓リノベ事業者と工事請負契約を締結し、窓のリフォーム工事をすること
「窓リノベ事業に登録済み」の工事業者と「工事請負契約」を結んでいること、工事の内容が補助の対象となる「窓の断熱化リフォーム工事」である必要があります。

 

②窓のリフォーム工事をする住宅の所有者等であること
所有者等の「等」とは、所有者本人でない場合も含むということになります。
具体的には、所有して住んでいる本人やその家族、所有して賃貸している個人や法人、賃借人、共同住宅の管理組合・管理組合法人も含まれます。
当然ですが、工事の発注者でなくてはなりません。

 

対象工事

建築から1年が経過した住宅、または過去に誰かが居住したことのある「既存住宅」に対して、補助額が5万円を超える、窓の交換や断熱改修工事が対象となります。

具体的な工事内容は、以下になります。

 

ガラス交換

窓枠は既存のものを用い、ガラスのみを複層ガラスなどに交換する工事

 

内窓設置

既存窓の内側に新たに内窓を設置する、既存の内窓を新しいものに交換する工事

 

外窓交換

・カバー工法: 外窓交換のうち、既存のサッシ枠の内側に少し小さな窓を取り付ける工事
・はつり工法 : 外窓交換のうち、既存のサッシを枠ごと取り除き、新しいサッシに交換する工事

 

 

同一の住宅で複数回のリフォーム工事を行う場合でも、それぞれで要件を満たすことができれば、補助上限額(200万円)の範囲内で申請することができます。

 

対象製品

メーカーが登録を申請し、先進的窓リノベ事業の事務局が一定の性能を満たすことを確認した製品のことを本事業の「対象製品」といいます。
対象製品についてはメーカーが、性能やサイズを証明した「性能証明書」を発行します。

 

対象とならない工事


以下の工事は、内容が似ていても対象外となりますので注意が必要です。


・ドアの一部や欄間に取り付けられたガラスを交換する工事
・住宅と店舗を兼用している物件などの、住宅用でない部分の窓やガラスの交換工事
・購入済みの設備を取り付けてもらう工事
・購入ではない、リース品の取り付け工事
・中古品を用いた工事

 

個人商店や個人事務所を住宅と兼ねている方や、事前にサッシなどを購入してしまうことのないように、など注意が必要となります。

 


対象期間

契約日

当事業の予算案が閣議決定されたことが発表された2022年11月8日から、予算の上限に到達するまでの間が契約日の要件になります。

締め切りは予算の上限に応じて発表されますが、予算上限がいつ訪れるのかは分かっていないため、最も遅い場合には2023年12月31日となります。

 

着工日

窓リノベ事業者の登録以降
国土交通省が行っている補助事業「こどもみらい住宅支援事業」に既に登録している事業者は、この事業に継続参加をすることが可能となっており、その場合はこどもみらい住宅支援事業の登録申請日か先進的窓リノベ事業の事務局設置日である2022年12月16日の、どちらか遅い方となります。


なお、TOTOリモデルサービスは、住宅省エネ2023キャンペーンの3事業共に登録事業者として登録済みです。

 

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補助額

一戸当たり5万円~最大200万円

補助額が 5万円を下回る場合、補助金は支給されませんので注意が必要です。


補助金額は、設置する窓の断熱性能やサイズによって変わります。
窓の断熱性能は、ガラスやサッシの外気に触れる部分と家の内側の、熱の伝わり方を数値化した指標があり、その数値の大小によって優良な方からP・S・A・Bの4つの区分に分けられています。
既存の窓を活用した場合には、既存のガラスやサッシの断熱能力と合わせた状態の性能で区分が決められます。

 

また、窓のサイズも大・中・小・極小の4区分に分かれています。
一ヵ所で単一のガラス交換のみでは最低補助額の5万円に満たないため、その場合には内窓や外窓も合わせて交換したり、複数の窓を工事したりする必要があります。

 

対象となる窓は、メーカーが性能証明書を発行する「対象製品」となります。

 

●3事業における対象製品の検索 → こちらをクリック

 

●参照: 先進的窓リノベ事業事務局HP・対象工事の詳細 → こちらをクリック

 

 

 

補助金の還元方法(先進的 窓リノベ事業)


補助金の全額が工事発注者に還元されることになっており、その方法は2つあります。


①補助事業にかかる契約代金に充当する方法
②現金で工事完了後にお客さまへ支払う方法
※当社は、②の方法になります。

※なお給湯省エネ事業は、直接還付となります。

 

こどもエコすまい支援事業と併用可能

先進的窓リノベ事業の対象製品は、すべてこどもエコすまい支援事業の対象ともなります。逆に、こどもエコすまい支援事業の対象製品は一部のみが先進的窓リノベ事業の対象となります。

 

先進的窓リノベ事業の補助額は、高性能な製品ほど補助率が高くなるため、製品の性能に応じて補助事業を使い分けることで、お得に住宅の高断熱化が図れます。

 

ポイントは、
・同一の請負契約、同一の工期でも要件を満たせば両方の事業に申請ができること
・同一窓に対して両事業への申請は出来ない
ということです。


両方の事業への申請を行う場合、事業を行う省が経済産業省・環境省・国土交通省と異なりますが、すべての性能証明書が発行された窓について申請することで「ワンストップ申請」を利用して、最も有利な条件で補助金の申請を行うことができる予定です。

 

他の補助金制度との併用

同一の窓・ガラスに対して、国の行う他の補助金制度に重複して補助を受けることはできませんが、地方公共団体の行う補助事業については、国費が充当されているものを除いて、併用して補助を受けることも可能です。

 


今、環境の変化への対応やエネルギーの高効率化・省エネ化が世界的に急がれています。
省エネ化へのリフォーム補助金制度は洗練されてきており、かつ規模も大きくなってきています。

 

もちろん、省エネ化・高断熱化することで家の中はより快適に、冷暖房費も抑えられるようになっていきます。地球環境にも、住環境にもメリットになるこれらのリフォーム工事、補助金を活用することでハードルは下がります。ぜひ検討してみてはいかがでしょうか。

 

 

●「 こどもエコすまい支援事業 」についてのコラムは → こちらをクリック

 


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