【 Case1 】安心と暖かさを整えたバリアフリー化
本コラムでは、90歳の母のために行った「 バリアフリー化 」とお孫さんの成長と今後の生活を見据えた「 間取り変更 」を含む全面的なリフォームを行った事例での『 お客さまへインタビュー 』をご紹介します。
90歳の母を見守る、新しい暮らし
リフォームのきっかけは、お孫さんの成長と、お母さまの足腰の変化。
段差や室内の寒さ、和式トイレを見直し、床を解体してフラットに整えました。
動きやすさを軸に間取りを再構築し、空間全体の断熱性も向上。
ご家族のこれからを見据えた住まいづくりの過程を伺いました。
理想を現実へ、踏み出した一歩
(インタビュアー)
まず、リフォームを考え始めたきっかけを教えてください。
◎ 奥様
一番のきっかけは、孫ですね。遊びに来たときトイレを使うようになれば、和式のままでは使いづらいだろうなと気になっていました。今の子は和式に慣れていませんし、怖がることもあると聞いていましたから。
● 旦那様
もうひとつは、同居している母のことです。母の部屋から、トイレやお風呂に行くには、一度土間に降りる必要がありました。足が悪く、歩行器や杖を使っていたので、段差による転倒も心配で。
(インタビュアー)
お孫さんのこと、お母さまのこと、その2つが重なったタイミングだったのですね。
(インタビュアー)
TOTOリモデルサービスにリフォームを相談されたきっかけは、何でしたか?
◎ 奥様
どこに頼もうかと考えていたとき、たまたま、ショールーム見学会のチラシを見つけたんです。
● 旦那様
そうそう、日程もちょうど都合がよく、2人で行きました。正直、そのときは「すぐ決めよう」という気持ちはなかったんです。ちょっと話を聞いてみようか、どれくらいかかるのかなという程度でした。
(インタビュアー)
見学会ではどのようなことを相談されたのですか?
◎ 奥様
お母さんが90歳になり、足腰が弱くなってきたからワンフロアにしたいと伝えました。キッチンやお風呂のことなど、ひとまずいろいろお話しましたね。
● 旦那様
実際に相談してみると、自分たちでは思いつかないような提案をしていただいて、話が具体的になっていきました。見学会の翌月には、担当の大西さんに家に来てもらい、お願いすることに決めました。
間取り刷新で、動きやすく快適に
今回のリフォームでは、床を一度すべて解体し、家の中の段差をなくしました。
ダイニングを中心に間取りも見直し、家の中を行き来しやすい動線へと整えています。
玄関横にあった応接間は、お母さまの専用ルームへ。
(インタビュアー)
提案の中で、印象に残っていることはありますか。
◎ 奥様
いちばん驚いたのは、お風呂やトイレの位置を変える提案ですね。要望として、お母さんの専用ルームと専用トイレを作ってほしいということ、対面キッチンにして出窓をなくしてほしいということは伝えました。でもお風呂やトイレは、今と同じ場所っていう固定観念があったので。
● 旦那様
いろいろ図面を持ってきてもらって、大西さんと話して。今の形になりました。
◎ 奥様
お風呂も近くなり、移動も楽になって。やっぱりちゃんと設計してもらうと違うなと思いましたね。
(インタビュアー)
体感的な暖かさも変わられたとか?
◎ 奥様
そうそう、全然違います。本当に暖かいですよ。
● 旦那様
2人とも自然とリビングにいる時間が増えました。やっぱり、廊下は廊下、部屋は部屋で区切ってもらえたこと、キッチンの窓を狭くしてもらったことで断熱性が良くなったと思います。
設備より「暮らし」で選ぶ水まわり
これまで孤立していた壁付キッチンは、家族の様子が感じられる対面スタイルへ。
構造上残した柱も、キッチンの袖壁として生かし、裏側にはリモコン類をまとめるニッチを設けました。
(インタビュアー)
キッチン選びについては、どのように進められましたか。
● 旦那様
お母さんが歩行器を置いてダイニングテーブルに座ると、場所をとるので、背後が通れなくなるんです。対面キッチンにするなら、左右どちらからでも通れるようにしたいなと。横幅のサイズから提案してもらい、今のモデルに決めました。
(インタビュアー)
動線は大事ですね。
新しいキッチンの使い勝手はいかがですか。
◎ 奥様
コンパクトになり、便利です。水栓が高めなので、大きな鍋も洗いやすいですね。
(インタビュアー)
新しいお風呂はいかがですか。
◎ 奥様
以前はタイルにステンレスの浴槽でしたから、やっぱり新しいお風呂は違います。温かいですね。
● 旦那様
保温性もいいし、浴槽も広々。足もしっかり伸ばせて、快適です。
お母さまのための、ワンフロア設計
(インタビュアー)
お母さまの暮らし方について、今回のリフォームで工夫された点を教えてください。
◎ 奥様
お母さんの部屋からトイレへは、引き戸一枚で行けるようにしてもらいました。トイレは、自動で電気がついて、蓋が開いて、洗浄までしてくれるので便利です。ベッドからトイレまでの移動距離も短くなり、安心感がありますね。
● 旦那様
部屋の角には、お湯の出る洗面スペースを作ってもらったので、洗顔などもその部屋でできるようになっています。新しいトイレも洗面所も、スムーズに使ってくれていますね。
(インタビュアー)
お部屋の外まわりにも工夫があるそうですね。
◎ 奥様
洋室の窓は、はきだし窓にしました。車椅子のリフトで入れるように、という想定もあります。先々のことを考え、そういうところも意識しました。
暖かさと、安心の距離感
(インタビュアー)
完成後、いちばん実感されている変化は何でしょうか。
● 旦那様
やっぱり暖かさですね。本当に違います。前は部屋ごとに寒暖差がありましたが、今は空間全体が落ち着いた温度です。
◎ 奥様
近所の方がリフォーム後「暖かくなった」と話していたときは、そこまで違うのかなと思っていました。でも実際に住んでみると、その意味が分かりました。
● 旦那様
冬場は暖房を入れて扉を開けておくと、脱衣所やお風呂まで十分暖かいので、冬場のヒートショック予防にも役立ちますね。
◎ 奥様
あとは、リビングから脱衣所、お風呂、トイレもフラットに移動できるので、楽です。長く住んでいたので、寒暖差も段差もあるのが当たり前だと思っていましたが、全然違います。
(インタビュアー)
介護リフォームを検討中の方にアドバイスをお願いします。
◎ 奥様
最初は、打ち合わせのときに「キッチンに立ってお母さんの生活を見守れるように」とお話ししていたのです。ただ、いろいろ相談する中で、お母さんのプライバシーのことや見守る側のことも考えたのですね。
(インタビュアー)
今は、壁とドアで仕切りはありますが、直線距離だと5歩程度ですね。かなり近いです。
◎ 奥様
はい。音も聞こえますし、いつでも部屋の中を確認できます。夏場ならドアを開け放しておいてもいいですよね。安心感がありつつ、適度な距離がある。これは、介護する側にとっても大切なことだと思っています。
(インタビュアー)
ありがとうございます。では最後に、今回のリフォームの感想をお願いします。
● 旦那様
やってよかったですね。部屋が暖かくて、フラットで動きやすい。トイレも風呂も使い勝手が良いです。
◎ 奥様
近所の人には、既に何人か「TOTOさん、リフォームもしてくれるんよ。親切にしてもらった」と話しています。
● 旦那様
担当の大西さんは、とても話しやすかったですね。要望も言いやすく質問もしやすくて。例えば、玄関の天井の格子は、リフォーム後も残したいと思い、相談しました。今の家に馴染むよう、うまく生かしてもらえたことも嬉しいです。
こちらは素人ですから、要望があっても、具体的にどうすればいいのかわかりません。でも、悩みや困りごとを話す中で信頼できたというのが一番大きいです。
◎ 奥様
大西さんには、本当に親切にしてもらいました。悩んでいる方がいたら、一度相談してみるのもいいと思います。
暮らしやすさを軸に整えた住まいは、
お母さまにとっても、ご夫婦にとっても、無理のない空間になりました。
フラットな空間で安心できること。
暖かい空間で過ごせること。
プライバシーと見守りを両立できること。
その一つひとつが重なり「リフォームをやってよかった」という実感につながっています。
※本記事は、施工後のお客さまに取材協力費をお渡しして実施したインタビューに基づき作成しています。








