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キッチンに「ビルトイン食洗機」を後付け・施工例
「 ビルトイン食洗機 」は、新築時やキッチンリフォームの際に、オプションとして設置するイメージがつよいかもしれませんが、実は今お使いのキッチンに(条件付きですが)後付けすることも可能です。
本コラムでは、シンク下にビルトイン食洗器を後付けした工事過程をご紹介します。設置場所の検討ポイントや注意点もぜひ参考にしてください。
「家事は時短したいけれど、今のキッチンは気に入っている」という方にとって、キッチンの下にすっきりと収まるビルトイン食洗機の後付けは有効な選択肢となります。
食洗器の後付けには、大きく分けてカウンター下に設置する方法とシンク下に設置する方法の2種類があります。
設置場所を考える際、「後付けしたいスペースには今どんなものを収納しているか」「無くなっても良い収納スペースはどちらか」ということも検討する必要があります。
※「カウンター下設置で(a)ワークトップの奥行が60cm以上の場合」や「シンク下設置で(c)庫内の奥行が55cm以上の場合」など、特定メーカーや機種限定で設置が可能となる場合があります。
詳しくは各メーカーの製品情報・設置条件をご確認ください。
工事の流れ
現地調査
食洗器の後付け工事を行う前に、まずはキッチンの状況を確認する「現地調査」を行います。
■キッチンのタイプ
キッチンの種類は、コンロ・シンク・調理台をそれぞれ独立している「セクショナルキッチン」と、一体型の「システムキッチン」があります。
ビルトイン食洗機を後付けできるのは、「システムキッチン」のみです。
■キッチンの寸法
ビルトイン食洗機のサイズには、幅45cmと幅60cmがあります。
まずは設置場所のスペース(幅・高さ・奥行き)が確保できるかを確認します。
(今回の場合 幅415mm × 高さ470mm × 奥行550mm)
今回はシンク下の扉の幅に合わせて、幅45cmの食洗機を採用しました。
シンク下に設置する場合は、給水(給湯)管・排水管との干渉にも注意が必要です。
■給水(給湯)管・排水管の位置と距離
給水(給湯)管・排水管から設置場所までの距離や配管の位置によって、配管工事の手間や費用が変わる場合があります。
■電源の確保
設置箇所から近い位置に使用可能なコンセントがあるかを確認します。
コンセントが無い場合は、新たに電気配線工事が必要になるかどうかを確認します。
電気工事
今回の事例では、シンク下にコンセントが確認できなかったため新たに配線工事を行いました。
施主さまのご希望により、室内に配線が露出しないよう外壁側からシンク下に配線しています。
食洗機の据え置きと給排水の接続
まず、シンク下の扉を取り外します。
次に、収納奥の奥にある背板に配管を通すために穴を開けます。
配管スペースの穴を開けた場所に食洗機を仮置きし、サイズを確認すると「横幅・奥行」ともにピッタリでした。
食洗機の給水(給湯)は、キッチンの水栓の給水(給湯)から分岐させて接続し、排水はシンクの排水管に接続します。
フィラーの取り付け
食洗機本体と設置場所の間にできる隙間を隠すために「フィラー」という部材を取り付けます。
フィラーを取り付けることで、見た目がスッキリと仕上がります。
試運転・点検口の復旧
最後に食洗機をコンセントに接続し、正常に動作するか試運転を行います。
問題なければキッチン背板の開口部分を元通りに復旧して工事は完了です。
お客さまからは「最初から設置されていたみたいにぴったりと収まってとても嬉しい」とお言葉をいただきました。
なお作業時間はキッチンの状況によって異なりますが、今回の現場は9:00 ~ 16:00にて実施し、かかった費用は33万円(税込)になります。
まとめ
ビルトイン食洗機の後付け工事は、事前の現地調査をしっかりと行うことで、スムーズに進めることができます。
今回の事例のように、シンク下に設置することで、キッチンのスペースを有効活用することも可能です。
文:水野








