【世田谷・北九州・滋賀のリフォーム情報】
古いユニットバス リフォーム時のアスベスト解体
古いユニットバスのリフォーム現場でのアスベスト建材撤去の対応をご紹介します。
実はこの数年、弊社での浴室改修工事の際にアスベストが含まれている廃棄物が増加してきています。
◆当社実績
2014年度: 7件
2015年度: 20件
2016年度: 22件
2017年度: 28件
2018年度: 25件
2019年度: 40件
2020年度: 17件(新型コロナウイルスによる一時休業・時短営業により減少)
2021年度: 15件(1月26日現在)
今回ご依頼いただいたお客さまは築35年のマンション。現場調査時にユニットバスにアスベストが使用されている可能性が高い現場でした。お客さまには、見積り時にアスベスト含有の旨のご説明を行い工事に着手しました。
工事前の浴室です。
通常の工事養生に追加して「アスベスト飛散養生」を行います。
今回はLV3のアスベスト含有建材になるため、養生に関しては解体の際に出る埃が飛散し、工事箇所以外に飛散しないように飛散防止養生を行います。
隣室の洗面所へ飛散しないようにシートで区画し、作業員が作業場内に入った時点で目張りを行い区画します。
アスベストが隣室へ漏れ出てしまう可能性があるため、隣室にもシートを掛け養生します。
床は、関係省庁の指定通り0.15㎜のポリシートを敷き養生をします。
工事の際に、近隣の方への周知も必要となるためアスベスト用の工事看板を掲げます。
全ての養生が整い解体を開始します。
作業員は、防護マスク・防護眼鏡・ヘルメットを着用し工事箇所へ入場します。
古いユニットバスの場合の多くは、壁面・天井面にアスベストが使用されていることが多いです。
これらの解体は、基本的にはビスや固定金物などを外しながら手ばらしで進めていきます。
その際にアスベストの飛散を予防するため、噴霧器にて湿潤を行い作業を行います。
今回、着工前にアスベスト有無を断定できなかったため「みなし有」という状態で工事を行っております。
「みなし有」の場合は、解体後に解体した建材の品番等を確認しアスベストの有無を確認します。
こちらがユニットバスの品番シールです。
昨今、アスベストを含有している商品は各メーカーのHPなどで確認が出来ます。
アスベスト含有を示す「 a 」のマーク。
稀にaマークがなくてもアスベストが含まれていることもあります。aマークは1989年から表示され始め、当時は含有率5%以上のものに、1995年からは1%以上含有しているものに表示がされています。
不燃認定を受けている建材は、認定番号をデータベースで検索しアスベスト含有状況を確認します。
撤去したアスベスト含有建材は、隔離箇所内でしっかりと梱包を行い外部に飛散・付着しないように搬出を行います。
今回の工事はマンションであったため、許可を得てマンション敷地内に仮置きスペースを設けました。
仮置きスペースはセーフティバーとコーンで区画の上、アスベスト建材を仮置きしていること周知するために看板も設置したうえで仮置きを行います。
「石綿含有産業廃棄物」の運搬許可を得た回収業者へ撤去材を引き渡します。
この撤去材は、通常の産業廃棄物処分とは別ルートとなり、アスベスト建材を処分する専門の処理場にて処分することになります。
以上が、アスベスト建材の撤去までの一連の流れです。
この作業のあとにユニットバス設置に向けた工事を実施していくことになります。
以前のリフォームでは、ほとんど気にされずに作業を行っていた解体工事ですが、今は上記のような一連の作業が必要となってくるため、予算や工事日数が増加しています。
ユニットバス取替工事におけるアスベスト撤去は、非常に重要な工程です。今回の工事では、適切な養生や作業員の防護対策を徹底し、安全かつ迅速に作業を進めました。
アスベスト含有建材の撤去は、周囲の環境や住民への影響を最小限に抑えるためにも、専門知識と経験が求められます。
今後の工事においても、アスベストのリスクを適切に管理し、安心して過ごせる環境作りに努めてまいります。
文: 香月
◆◆◆関連コラム◆◆◆








