【トイレリフォーム】工事の流れ(過程)
こんにちは!
トイレのリフォームを初めてご検討される方のために、トイレ工事の流れをご説明させていただきます。
トイレ工事といっても内容によって工事にかかる時間も様々です。
< 工事期間の目安 >
① 便座交換のみ 1~2時間
② 便器交換のリフォーム 半日
③ 内装を含めたリフォーム 1~2日
④ 手洗い器の交換や下地工事等を含むリフォーム 2日~
今回は、「③ 内装を含めたリフォーム」2つの実例と「② 便器交換+床のリフォーム」の実例、「④ 全面リフォーム」の実例をご紹介します。
便器交換 + クロス張替え
今回の現場はこちら。ここから工事が始まります。
Step.1 養生
お客様のお宅に傷をつけないため、現場に入るとまず運搬経路や職人の通り道の養生を行います。
Step.2 既存便器撤去・器具の取り外し
既存便器の撤去後、止水栓交換をする際に一時的に水道メーターの元栓を止める場合がございます。
内装工事をする場合はタオル掛けや紙巻器は取り外します。
Step.3 内装工事
内装工事といっても現場によって内容は様々です。
床・壁・天井すべて貼り替えるのか、一部のみ貼り替えるのか、事前のお打ち合わせでお客様のご要望、予算に応じてご提案いたします。
今回は床フローリングを残して壁・天井のクロスのみ貼り替えました。
Step.4 便器設置・器具取付
新しい便器を設置し、正常に水が流れるか確認します。
またタオルリングや紙巻器などの器具を取り付けます。
最後に養生を片付け、現場の清掃を行います。
Step.5 完了・お引渡し
取り扱い説明を行い、お引渡しをさせていただきます。
今回はお客様のご希望により手洗いの無いタンクを設置しました。
リモコンが壁付になり便器周りがすっきりとした印象になりました。
ちなみに今回のリフォーム現場は、午前9時頃から着工し、午後16時頃のお引渡しです。
便器交換 + クロス張替え + 床修繕
三鷹市の築42年マンションのトイレで、湿気による床の痛みが激しく、床下地から修繕することとなりました。
2重になっているクッションフロアの1枚目を剥がしてみると、床にシミが広がっているのがよく分かります。
このように2重にクッションフロアが貼られていると表面は綺麗に見えるので、下地の痛み具合に気がつきにくいですね。
そのまま新しいトイレを設置していたら、床が抜けていたかもしれません…。
生きている桟木は、残しつつ新しい桟木で下地を補強していきます。
合板を貼り付けて下地工事の完了です。
パステルアイボリーのトイレと少し黄色みのある壁紙で温かみのある雰囲気に。
温水洗浄便座にはTOTOの “アプリコットF1A” をご採用頂きました。
アプリコットなら使うたびに便器を除菌してくれる「きれい除菌水」が標準搭載されており、お掃除が大変な黒ずみの発生を抑えて、きれいを保ってくれます。
築42年のマンションですが、これからはより安心して快適に使って頂けたら幸いです。
便器交換 + クロス&床の張替え
今回リフォームのきっかけは、水漏れでした。
お客様からの連絡を受け、現地調査に伺いましたが目視では水漏れを確認することができませんでした。
しかし、今後の安心のため交換をお勧めしました。
いざ、着工です。
便器を外し、古いCF(クッションフロア)を剥がします。
すると、便器の左側に水漏れのシミが確認できました。
濡れている所は、しっかり乾かしたのちCFを貼っていきます。
便器先端付近は、アースシールという床用下地補修材を使用して下地を平滑にさせています。
ネオレストRH取付完了です!
シンプルな内装にネオレストRHの丸みのあるフォルムがアクセントになっています。
紙巻器は、建具と同じブラウン調で統一しました。
ちなみにこのネオレストRH/AHは『iFデザイン賞2019』を受賞しています。
全面リフォーム
昔ながらのタイル張りのタンク式トイレを「 タンクレストイレ 」へリフォームした現場をご紹介します。
壁タイルが浮いてきており危険な状態のため、内装も含め全面的にリフォームすることとなりました。
お客さまのご要望は、部屋の広さは変えずに明るい雰囲気にしたいとのこと。
今回は床タイルを解体せずにカバー工法で300角タイルを上から張っていくため、解体せずにそのままです。
腰壁パネルを張り終えたところ。
上半分は合板の状態ですが、最終的にはクロスで仕上げます。
床の300角タイルを張り終えたところ。
<改修後>
タンクレスでスッキリ清潔感のあるトイレが完成しました!
今回の現場では、お客さまが空間を広く取りたいとのご希望だったので、便器はタンクレスのネオレストをご提案しました。
タンクがない分、前出寸法が小さくなり、便器前のスペースに余裕ができます。
また、手洗器も埋込型を選定したので、部屋の広さはそのままに、リフォーム前よりも広く感じることができます。
床タイルは既存の50角より大きい300角とし、シックな感じに。
タイル目地が少なくなったこともそうですが、便器自体も昔のトイレよりも汚れがつきにくく、腰壁もパネルにしているので、毎日のお掃除がずいぶんと楽になるはずです。
紙巻き器カウンターに花などを飾っていただければ、一層素敵なトイレになるでしょう。
1日に何回も使う部屋だからこそ、小さなことにもこだわって居心地のよい空間にしたいですね。
文: 栗原・野見山