【 造作家具(オーダー家具) 】キッチン収納・クローゼット編
こんにちは! 東京営業所です。
今回は、キッチンリフォームで設置した「キッチン収納」の造作家具と寝室に設置した「クローゼット」の造作家具をご紹介します。
キッチン収納の造作家具
キッチンリフォームはデザイン、使い勝手、収納力、居心地の良さなど、様々なアプローチでプランを検討する必要があります。
今回のお客様とはキッチン本体はもちろんのこと、収納についても色々なお話をさせていただき、収納力や使い勝手を重視して収納を造作家具としてご提案をすることになりました。
キッチンをメーカーの物でリフォームする場合、収納も同じメーカーで作ることが多いのですが、今回造作家具となった理由は・・・
・収納を設置する場所の固定方法がメーカー製品では難しかった
・収納物がきちんと納まるように高さや幅までサイズを検討した
・調味料や根菜類の収納場所やサイズを考えてプランした
・ゴミ箱の置き場所も限定されるため収納の中に納める必要があった
などなど。。。色々な検討を経て造作家具のプランが出来上がりました。
出来上がったプランはこちら・・・
そして無事にお客様宅に設置された家具はこちら・・・
キッチンと向かい合う配置のため、違和感のないホワイトの面材でご提案しています。
上部の扉の中に食器を入れるのですが、食器の仮置きができるように引き出し式の棚もつけました。(写真がなくてすみません・・・^^;)
物の置き場所も考えてプランしたため、リフォーム後に食器や調味料を戻す作業もスムーズに出来たとお客様には言っていただきました。
造作家具はコスト面で割高になりやすい傾向がありますが、使い勝手や収納方法を重視し、ご自宅にマッチするものをご提供することができます。
収納にこだわりたい・・・、なかなか思うような収納が探せない・・・と思っていらっしゃる方は造作家具をご検討されてはいかがでしょうか。
キッチンや造作家具のプラン検討は、お客様の動作や意向をくみ取り、また現場の条件などを考慮しなくてはならず、いつも難しいと感じながら計画していますが、同時にとても楽しい時間でもあります。
キッチンカウンターを造作した事例
お客様との打合せでキッチンカウンターを造作することになりました。
収納したいもの、食器のサイズ等をヒアリングしました。
お客様から聞いた内容を形にするために家具屋さんとの打合せでパーツを描いてもらいました。
カウンター部分はステンレスです。
引出しは食器棚となっていて、お客様のお持ちの食器を収納します。
引出しのサイズは食器のサイズに合うように造作。
また、引出し側と反対側はお客さのリクエストにより引戸になっております。
リフォーム後の写真です。
食器を片付けるのが楽しくなる感じがして素敵に仕上がりました。
お客様もとても満足してくださいました。
寝室のクローゼットを造作家具で
住まいのお困り事といえば、必ずといって良いほどランキング上位にくるのが、『収納が足りない』ではないでしょうか。
日用品や衣類などの行き場がなく、そこかしこに溢れてしまい、生活感が隠し切れない・・・というのはよくある話です。
こちらのお客様からご依頼のきっかけは、
・息子様の趣味の道具が納戸に溢れてしまっている
・家に遊びに来るお孫様の安全を考えると余計な物は片づけたい
このようなお話から収納について見直したいとのことでした。
まずは不要なものの断捨離から始め、それからお部屋に壁面収納を設置して一気に片付けるご提案をしました。
何度目かのお打合せの中で、どうせやるなら “やはり納期はかかって良いモノ” を置きたいと仰っていただき、特注で造作壁面収納を収めさせていただく運びになりました。
実際に納めさせていただいた家具がこちらになります。
お客様のお好みに合わせて製作した、框組の扉に7分艶の淡いブルーの塗装がとても品良く仕上がりました♪
組み合わせた真鍮の取っ手がフレンチスタイル家具のようで素敵ですね!
さらに、是非見てほしいこだわりが2箇所。
一つ目は、扉内の最上段、最下段、中段の3枚の固定棚の形状が特徴的だと思いませんか?
実はこれ、空気を取り込むための加工で、収納内部に湿気がこもりやすくなるのを防ぐためにあえてこの形にしました。
ルーバー扉にすることも当然可能ですが、框組の扉を採用する都合でこんな加工をしております。
あともう1つが、このコンセント!
壁面一杯に家具を据えてしまうと、隠れて使えなくなってしまうコンセントが出来てしまい、家具の台輪部分に新たにコンセントを設けることで、不足分の解消をしております。
こんなこだわりが実現できるのも特注ならではですね!
造作家具はコスト面で割高になりやすい傾向がありますが、使い勝手や収納方法を重視し、ご自宅にマッチするものをご提供することができます。
収納にこだわりたい・・・、なかなか思うような収納が探せない・・・
と思っていらっしゃる方は、造作家具をご検討されてはいかがでしょうか。
文: 栗原・澤・川上