「 アクセントクロス 」とは(住宅建築 用語解説)
アクセントクロスとは、壁や天井などの一面(または部分的)にアクセントとして違う色や柄の壁紙(クロス)を取り入れることです。
白色の壁紙を部屋全体に貼ると、明るくどんなインテリアにも合わせられそうですが、単調な印象になってしまいがちです。
部屋の中の一面や、部分的にアクセントクロスを取り入れることで、部屋の雰囲気を一気に変えられ、おしゃれな空間をつくることができます。
また、選ぶ色や柄・素材によって奥行きやメリハリが出るなどの効果も得ることが可能です。

大胆な色や柄物は、トイレなどの狭い空間から取り入れるのもおススメです。
色が与える印象を当社実例とともにご紹介いたします。
暖色のイメージ:元気で暖かい・明るく楽しい・個性的

和室に使われているアクセントクロスは「えんじ色」。
暖色でも彩度が低いので、落ち着いたイメージです。市松模様とダークブラウンの畳がマッチしてモダンな和室になりました。

リビング側より低くしたキッチンの天井に木目のアクセントクロスを採用。
埋込照明と間接照明の効果も相まって、明るくおしゃれでナチュラルな雰囲気になりました。
寒色のイメージ:爽やか・クール・清潔・静か・落ち着き

お客さまの「清々しい気分になれる洗面空間」というオーダーにピッタリの洗面室となりました。
温かみのある無垢材のカウンターと爽やかなブルーのクロスを採用。

和室の押し入れを使いやすい収納スペースにリフォーム。押し入れの内側にはブルーのクロスを貼り、他の部屋とも緩やかに調和が取れる仕上がりに。
中性色のイメージ:穏やか・優雅・中立(フラット)

清潔感もある淡いグリーンのクロスで優しい雰囲気のトイレ
無彩色のイメージ:シャープ・モダン・スタイリッシュ・洗練された

モノトーンの大柄なクロスで、スタイリッシュな空間になりました。

ドット模様のクロスは、丸みを帯びた設備や木製の幅木・廻縁などの和風要素にマッチして、どこか可愛らしい雰囲気に。