【世田谷・北九州・滋賀のリフォーム情報】
1・2階のトイレ改修! 暮らしを止めない3日間
リフォームをご検討中のお客さまから、特によくいただくご相談があります。
「工事中、普段の生活はどうなるの?」「トイレがまったく使えない時間はどれくらいあるの?」という切実なご不安の声です。
ご自宅に職人が出入りし、生活の一部が制限されるのですから、心配になられるのは当然のことですよね。
今回ご依頼いただいたお客さまのお宅は、1階と2階の両方にトイレがあるお住まいでした。
来客用でもある1階のトイレは、既存の背面収納カウンターを撤去して空間を広くし、新たに手洗いを設けた上質な空間へのグレードアップをご希望されていました。
一方、ご家族専用となる2階のトイレは、便器の取り替えと内装の張り替えという、シンプルな工事内容をご要望でした。
お客さまが一番気にされていたのは、「1階と2階を同時に工事して、生活に支障はないか」という点です。
私たちはお客さまの生活への影響を最小限にするため、「暮らしを止めない」ための工程を組みました。
工事過程&プロのこだわり
私たちがご提案した最大のポイントは、「シンプルな2階のトイレ工事を初日のうちに終わらせてしまい、作業量の多い1階のトイレ工事に残り2日間をじっくり充てる」という段取りです。
実際、工事中にお住まいのトイレが両方とも使えなくなった時間は、2階トイレに新しい便器が設置されるまでの「約6時間」のみに収まりました。
それでは、現場の職人たちの息の合った連携プレーを追っていきましょう。
1日目 見えない「床下」へのこだわり
■1日目 午前 解体と内装の同時進行
まずは周囲を傷つけないよう床や壁を丁寧に養生(保護)した上で、設備の職人が1階の便器を撤去します。
長年お世話になった便器を丁寧に取り外しました。
ここから大工さんにバトンタッチします。
設備の職人は休む間もなく2階へ移動し、2階便器の撤去を開始。
撤去が終わると、今度は内装の職人が2階に入り、古い壁紙を剥がして張り替え作業に移りました。
設備職人から内装職人へ。流れるようなリレーで作業が進みます。
ここまで開始からわずか1時間半。
無駄のない流れるような連携に、現場担当者としても職人たちの「阿吽の呼吸」に頼もしさを感じました。
■1日目 午後 ミリ単位の精度が求められる配管作業
一方、1階では、大工さんが床板の一部を切り取る「床開口(ゆかかいこう)」を行い、床下で作業を進めます。
見えない床下の状態もしっかり確認しながら作業を進めます。
今回は、空間をスッキリ美しく見せるために、給水管が外から見えないTOTOの「ネオレスト(給水隠ぺいタイプ)」を採用しました。
この美しい仕上がりを実現するためには、所定のミリ単位の位置に給水配管がぴったり来るよう、配管の「切り回し(移設)」を行うという難しい課題があります。
ホコリにまみれながら床下を覗き込み、「給水隠ぺいタイプは、ここが数ミリずれたら綺麗に納まらない。
一番の腕の見せ所だよ」と慎重に管をつなぎ合わせる職人。
手抜き工事など絶対に許さない、プロとしての拘りを感じた瞬間でした。
配管作業を終えた設備の職人は再び2階へ戻り、新しい便器を取り付けます。
1階では大工さんが、手すりや棚をしっかり支えられるよう壁の下地補強と床の下地補修を行いました。
壁の内部を補強しておくことで、将来手すりなどを付ける際も安心です。
こうして初日の1階作業が終了(16時ごろ)。
その約1時間半後には2階のトイレ工事が無事にすべて完了し、この日の夜からは、いつも通りご自宅のトイレをお使いいただける状態になりました。
2日目 「下地処理」へのひと手間
1階トイレの内装工事です。
新しいクロスを貼る前の「下地処理」に最も時間をかけます。
前日に大工さんが補強した床や壁に対し、内装の職人が仕上げのビニールクロスやクッションフロアを貼っていきます。
実は、ただ新しい壁紙を貼るだけではありません。
床の開口部や壁の補強部分のわずかな段差を平らにする「パテ埋め(下地処理)」をいかに丁寧に行うかが、数年後の壁紙の美しさや剥がれにくさを左右します。
手で何度も表面を撫で、わずかな凹凸も見逃さない職人の丁寧な手仕事が、上質な空間の土台を作ります。
内装が仕上がり、いよいよ明日は機器の取り付けです。
3日目 確かな技術で組み上げる上質空間
最終日は、1階トイレの便器や手洗い器などの機器を取り付けます。
1階にはTOTOの「ワンデーリモデル」という商品を採用しました。
ワンデーリモデルは、壁や床を壊して給排水管を引き直す大掛かりな工事をしなくても、手洗い器を新設できる優れたシステムです。
その分、細かな部品が多く機器の取り付けだけで丸1日近い時間を要しますが、施工費用や騒音を最小限に抑えられます。
通常の便器のみの交換であれば2日間で仕上げることも可能ですが、今回は3日間じっくりと時間をかけ、使い勝手とデザインを兼ね備えた美しいトイレ空間が完成しました。
今回は事前の綿密な調査と職人の見事な連携により、予定通りスムーズに工事が進み、お客さまにご不便をおかけする時間を最小限に抑えることができました。
しかしリフォームの現場では、床や壁を開けてみて初めて、予期せぬ水漏れや木の傷みが発見されることも決して珍しいことではありません。
万が一そのような想定外の事態が発生した場合でも、私たちは速やかに状況を把握し、お客さまへのご不便が極力少なくなるよう、柔軟に工程を再調整する体制を整えております。
「リフォームしたいけれど、工事期間中の生活が心配……」「どんな職人さんが来るのか不安」とお悩みの方は、ぜひ一度お気軽にご相談ください。
確かな技術を持った職人たちとともに、お客さまの暮らしへの影響を最小限に抑える、ご自宅に最適なリフォームプランをご提案させていただきます。
文: 香月







