【北九州のリフォーム情報】
「 八女熟杉 」無垢フローリング床材(自然素材)
TOTOリモデルサービス 北九州営業所では、お客さまへ「これまで以上に快適な住空間」をお届けするため、無垢材や珪藻土・漆喰といった「自然素材」を取り入れたリフォームに注力する運びとなりました。
一般的なビニールクロスやクッションフロアとは一線を画す、自然素材ならではの豊かな質感や柔らかな肌触り。さらには、優れた調湿・消臭効果といった機能面も大きな魅力です。
自然素材を暮らしにとり入れることで、長年親しまれた大切なお住まいが、より一層愛着のわく「特別な空間」へと生まれ変わると確信しております。
そこで私たちの新たな取り組みの第1弾として、福岡県八女市で歩みを続ける「株式会社八女流(やめりゅう)」さんの『 八女熟杉 』をご紹介いたします。
八女熟杉について
福岡県南部に位置する八女市は、豊かな水系に恵まれた歴史ある杉の産地です。しかし、時代とともに輸入材に押され、地域の林業は少しずつ活力を失っていました。
そんな状況を打破すべく、2019年に誕生したのが「株式会社八女流」です。全国で林業を起点に地域再生をてがける株式会社トビムシが中心となり、山から川、海へと続く自然環境を一つのシステム(流域資本)として再定義しました。
そして「地域の木材に付加価値をつけて都市部へ届け、その利益で再び山に木を植える」という、持続可能な林業のサイクル作りに挑んでいる、いま注目の企業です。
そんな八女流が自社工場で原木から丁寧に仕立てているのが、今回ご紹介する「 八女熟杉 」です。単なる建材ではなく、豊かな暮らしを叶えるために生み出されたこの無垢材には、3つの大きな魅力があります。
● 冬でもヒヤッとしない、素足に優しい温もり
杉は木材の中に空気をたっぷり含んでいるため、断熱性が抜群。冬場の足元の冷えを和らげます。
● 独自の乾燥技術が引き出す、芳醇な香りと艶
独自の中温乾燥で、杉が本来持つリラックスできる香りと、美しい色合いを最大限に引き出しています。
● 家族みんなが安心できる自然素材
化学物質を極力排除し、職人が滑らかな肌触りに仕上げているため、小さなお子様がいるご家庭にも安心です。
工場見学レポート
この度、私たちは「 八女熟杉 」の魅力と、八女流さんの熱い想いを直接肌で感じるべく、八女市にある製材工場を訪問しました。原木がどのように生まれ変わり、私たちの暮らしを豊かにする建材となるのか。
その製造工程と、ものづくりへのこだわりをレポートいたします。
製材工場は、八女市の豊かな山々に囲まれた自然あふれる場所にありました。現地に到着し、まず見学したのは、仕入れた原木がずらりと並ぶ土場です。
八女流さんが仕入れている杉は、一般的な丸太とは異なり、綾杉(あやすぎ)やホンスギなどを厳選して仕入れています。
これらの品種は木目がとても緻密で色艶が良く、内装材として格別の美しさを持っています。また、花粉が少ないという品種特性があるため、アレルギーが気になる方にも配慮された、人に優しい杉なのです。
保管庫の次に見学させていただいたのは、丸太の皮を剥ぐ専用の機械です。この機械に丸太を通して丸太の皮を剥いでいきます。
剥ぎ終わった杉の皮は、防草用として使われたり、農業用の肥料として使われているようです。
皮を剥いだ丸太は製材所へ移され、製材の工程へと進みます。
まずは一次製材です。この工程では帯鋸盤(おびのこばん)といわれる巨大なノコギリの機械に通して、丸太を板材へと加工していきます。
一次製材を終えた板材は「 複合オートテーブル式帯鋸盤 」を使用し、さらに精度の高い寸法に切り揃えていきます。この工程ではそれぞれの木の癖や木目を見極めながらカットを行います。
二次製材を終えた木材は、いよいよ乾燥の工程へと移ります。実はここが「 八女熟杉 」の「 香りと艶 」を決める非常に重要な工程です。 一般的な木材の乾燥は、100℃〜120℃という高温で3〜7日間ほどかけて行われます。
一方「 八女熟杉 」は、60℃〜70℃という木に負担をかけない温度で、約1〜2週間かけてじっくりと乾燥を行います。このように低い温度で長い時間をかけて丁寧に水分を抜くことで、反りを抑えつつ、美しい艶と杉本来の豊かな香りをまとった板材へと仕上がっていくのです。
今回の工場見学では乾燥の工程を見ることはできませんでしたが、写真の乾燥庫の中で時間をかけてじっくりと熟成していくようです。
じっくりと時間をかけた乾燥工程を経て仕上げられた八女熟杉には、無垢材ならではの豊かな表情が現れます。
その代表的なものが「節(ふし)」です。節とは、木が森の中で太陽の光を求めて懸命に枝を伸ばした「成長の証」。一つとして同じ形がないその模様は、空間に世界で一つの個性を与えてくれます。
しかし、この枝の跡の中にはポロリと抜け落ちて穴になってしまうもの(抜け節)もあります。そこで八女流の工場で行われているのが、職人の手作業による「節詰め」の工程です。
※乾燥の過程ではなく杉の成長の過程でできる死節や抜け節を補修
抜けてしまった穴や欠けのある部分に、ひとつひとつ丸く型抜きしたヒノキの木片を隙間なくピタリと埋め込み、表面を平らに整えていきます。 この作業を行うことで、どうしても脆くなりがちな節がしっかりと補強され、内装材として適した状態へとなっていきます。
丁寧な節詰めの工程が終わると、いよいよ最終段階である「実(さね)加工」と「表面仕上げ」へと進みます。 「実(さね)」とは、フローリングの板同士を接合するために側面に作る凹凸のことです。
この凹凸がしっかりと噛み合うことで、床に張った際に板がずれることなく、美しく一体感のある仕上がりになります。
八女流の工場では、この実加工と表面を滑らかにするカンナがけを一つの機械で同時に行います。しかし、機械を通せば終わりではありません。削り上がったフローリングは、職人が一枚一枚状態を目視で確認します。
さらに床材として正確に施工できるよう、板の幅も一つずつチェック。もし基準の寸法に合わないものがあれば、エラー品として外しています。
このような徹底した手作業の積み重ねが、極上の無垢材「 八女熟杉 」の品質をしっかりと担保しているのです。
フローリングの場合は、この後に熱圧加工の工程があります。
熱圧機にかけて表面をヒノキ並みの硬さに硬くして、スギの油分による艶がうまれます。
すべての工程を終え、完成したフローリングに触れさせてもらうと、最初に見学した無骨な丸太の姿からは想像もつかないほど美しい艶があり、極上のなめらかな肌触りに仕上がっていました。
何より驚いたのは、板材から漂う芳醇な杉の香りです。
「この『 八女熟杉 』をリフォームに取り入れたら、お家が本当に深呼吸したくなるような心地よい空間に生まれ変わるだろう」感じました。
そして、出来上がったフローリングは、梱包され出荷を待ちます。
今回の工場見学を通して最も強く感じたのは、「 八女熟杉 」に対する底知れぬこだわりの深さです。丸太の選定から製材、独自の乾燥、そして職人の手仕事による仕上げまで。
すべての工程において一切の妥協を許さない徹底した姿勢があるからこそ、あの芳醇な香りと、素足が喜ぶ滑らかな質感を持つ極上のフローリングが生まれるのだと深く納得させられました。
八女熟杉の参考価格
杉板 無垢フローリング(120mm巾)
サイズ: 厚み12mm × 長さ4000mm
価格: 1坪 ¥18,700(税込)







