【世田谷・北九州・滋賀のリフォーム情報】
屋根修理に火災保険は使える? 適用条件・申請方法
火災保険は火事だけでなく、自然災害などによる損害にも適用されることをご存じですか?
実は、年間の支払い件数は、火事よりも自然災害のほうがはるかに多く、屋根修理は代表的なケースです。
加入している火災保険を賢く活用するために、適用条件や申請方法を解説します。
屋根修理に火災保険が適用されるポイント
屋根修理に保険金が支払われるかどうかは、
① 修理にかかる費用 ② 壊れた原因 ③ いつ壊れたか
の3つの項目がポイントになります。それぞれ説明しましょう。
① 修理費用が決まった金額以上であること
火災保険には、この金額を超えたら補償されるという決まった金額が設定されており、これを免責金額といいます。
損害額が免責金額に満たない場合は、全額自己負担となり保険金はおりません。
(例)免責金額20万円で、損害額19万円の場合→保険金0円
免責金額には2つの方式があります。
【エクセス方式】
免責金額を損害額から差し引いて支払われる方式のこと
(例)免責金額20万円で、損害額50万円の場合→保険金30万円
【フランチャイズ方式】
損害額の全額が支払われる方式のこと
(例)免責金額20万円で、損害額50万円の場合→保険金50万円
※エクセス方式が主流となっています。
まずは加入している火災保険の免責金額を保険証券で確認しましょう。
② 壊れた原因が自然災害や予測できない事故であること
屋根修理で火災保険がおりる場合の主な原因は、「落雷」「風災・雹(ひょう)災・雪災」の自然災害や、「破裂・爆発」などの不測かつ突発的な事故です。
つまり、経年劣化や故意による破損、もともとの施工不良は保険金では補償されません。
補償の対象となる事例をご紹介します。
雷の直撃や落雷で倒れた樹木などによる被害です。
▶火災保険の適用例:
雷が直撃してアンテナや屋根瓦が破壊された
落雷による倒木で屋根の一部がつぶされた
●風災
台風や突風など最大瞬間風速20m/s以上の強風による災害です。
▶火災保険の適用例:
・台風による飛来物で屋根瓦が滑落した
・突風で金属板のめくれや剥がれが起きた
●雹災
直径5mm以上の雹(ひょう)やそれ未満の霰(あられ)による被害です。
▶火災保険の適用例:
・雹が当たって屋根に穴があいた
・太陽光パネルが割れた
・カーポートの屋根が割れた
●雪災
雪の重み、落雪、雪崩などによる災害です。
▶火災保険の適用例:
・雪の重みで瓦が割れた
・落雪でカーポートの屋根や骨組みが壊れた
・雪の重みで樋が壊れた
このほかにも、雨どいや外壁、窓ガラスなどの被害も補償対象となる可能性があります。
また、屋根の損害を見つけたけれど、「これは自然災害が原因なのか?経年劣化なのか?」と迷うこともあるでしょう。
そんな時は、自己判断せずに 保険会社や修理を依頼する建設会社などプロに相談してみましょう。
③ 損害発生が3年以内であること
火災保険は破損した日から3年以内が補償対象となります。
保険申請の流れ
それでは、申請の流れを解説します。順を追って進めていきましょう。
なお、申請は修理前に行うことが原則です。
やむを得ず修理後に申請する場合は、修理前の被害写真があること、修理業者による見積書や修理報告書、領収書などがあることが条件となります。
【ステップ1】事前確認
屋根の破損に気づいたら、保険会社に連絡する前に次の2つの確認をしておくと手続きがスムーズです。
① 保険証券の確認
保険証券で免責金額を確認します。
その際、屋根の損害額が免責金額を上回ることが補償対象となるポイントの一つです。
また、工事に伴う次の諸費用も補償対象となります。
・応急処置に使用したブルーシート代
・工事のための足場代や周辺の養生代
・工事のための現地調査費用
・工事で出たゴミなどの処分費用
② 被害の確認
屋根の破損を発見した日、直近の台風や豪雪など被害を受けたと想定される日、そして損害がわかる写真の3点を記録しておくと、保険会社に状況を伝える助けになります。
但し、屋根の上での撮影は危険なので、見積もりを依頼する際に業者の人に撮ってもらいましょう。
【ステップ2】保険会社への連絡
加入している保険会社に問い合わせ、被害状況を説明し、保険が適用される可能性があるか確認したうえで、申請書類の送付を依頼します。
または、多くの保険会社でネット申請が可能なので、Webサイトやスマホアプリから申請フォームを確認してください。
【ステップ3】修理業者への見積もり依頼
屋根修理業者やリフォーム業者に見積もりを依頼します。
その際、火災保険を使いたい旨を伝えて、必要なサポートをしてもらうと手続きを円滑に進められます。
・実績などを参考に必ず複数の信頼できる業者に相見積もりを依頼する
・保険金や助成金の利用を安易に保証する悪徳業者に気をつける
・申請の結果が出るまで応急処置以上の工事を開始しない(保険会社の調査が入る可能性があるため)
【ステップ4】保険会社への申請
必要書類をそろえたら、保険会社に申請します。
調査員の現地確認を必要とする場合もあります。
まとめ
火災保険は火事だけでなく、自然災害や不測かつ突発的な事故などによる損害にも適用されます。
特に屋根修理は代表的なケースです。
持ち家世帯の多くは火災保険に加入しています。
これを機に改めてご自宅の火災保険の内容を確認してみてはいかがでしょうか?







