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「アスベスト含有」壁紙(ビニールクロス)張替え
壁紙や糊(接着剤)にアスベストが使用されている可能性が高い現場での施工風景をご紹介します。
今回の現場は、築24年の3LDKマンションのビニールクロスの張替えの現場です。
現在張られているビニールクロスがアスベスト含有建材か否か、検体検査以外での判別が難しく、検体を行った場合費用が大幅に発生するため、「みなし有り」の状態で工事を行う事としました。
まず、既存のビニールクロスを剥ぐ際にビニールクロスに含まれているアスベストが床、開口部などに付着しないように養生を行います。
床は厚み0.15㎜のポリフィルムを敷きます。開口部においてはマスカーで建具を覆います。
【建具養生】
【床養生】
【養生完了】
作業に際し、アスベストが浮遊している空間に作業員が暴露しないよう、マスクとゴーグルの着用を行います。
養生と防護が完了し、いよいよ既存のビニールクロスの撤去に取り掛かるのですが、剥がす最中にビニールクロスや糊(接着剤)に含有している石綿が飛散する可能性が高いため、剥がす前に既存のビニールクロスの湿潤を行います。
湿潤方法はマイクロファイバークロスに水を染み込ませビニールクロスの表面を拭いて湿潤していきます。
撤去範囲の湿潤が完了し、ようやく既存クロスの撤去に着手します。
これまでは、着工後すぐに既存ビニールクロス剥ぎに着手していましたが、これからアスベスト対策の養生・湿潤が発生するため、以前よりも工事の時間がかかります。
従来のアスベスト対策をせず「マンションのLDK」の規模のクロス張替え工事の場合、4~5日程度で完了していたのですが、現在はアスベスト対策が必要となったため、今回の現場では7日間工期が必要となりました。
既存のビニールクロスを剥ぎ終えたところで、アスベストに飛散するリスクがなくなるため、新規のビニールクロスを貼る前にアスベスト飛散対策のために養生していた開口部まわりのマスカーや床に敷いていたポリフィルムを撤去します。
これらを撤去する際に、再度アスベストが飛散しないように噴霧器を使い、充分に湿潤を行ってから養生材を撤去します。
撤去した後に床の拭き掃除を行い、上履きの底を拭いてアスベスト作業は完了となります。
撤去工事の際に生じた既存のクロスと使用済みの養生材・雑巾等は、専用のポリ袋に入れて、袋の口を結束バンドでとめて搬出します。
搬出後のアスベスト建材は、アスベスト専門の産業廃棄物処分業者へ処分を委託し、アスベスト対策が完了します。
以降の作業は、マスク・ゴーグル等は外して工事可能となりますが、複数部位の工事の場合は、それぞれの空間ごとに都度アスベスト対策が必要となり、当然ながら通常のクロス貼替え工事よりも時間が掛かってしまいます。
今回の現場のように3LDKのマンション1室のクロス貼り替え工事は、通常4~5日で工事完了していましたが、一連のアスベスト対策を行った場合7日間を要しました。
このように作業日程が増えてしまうため、工事金額も以前より高くなってしまいます。
しかし、お客さまの健康状態を守り、居住環境の悪化を防ぐためには、しっかりとアスベスト対策を実施していく必要があると思います。







