【世田谷・北九州・滋賀のリフォーム情報】
冬の快適リフォーム「 暖かい浴室 」と「 断熱窓 」
今回は、寒さ対策の観点で浴室のユニットバスと窓をリフォームした実例をご紹介します。
リフォームのご相談(秋頃)をいただいたのは、築20年の木造戸建て住宅にお住まいのご家族からでした。
ご相談の内容は、主に次の内容でした。
●ユニットバスの交換
●冬場寒いため家全体の窓の断熱化(内窓やカバー工法)
●トイレ・その他水まわり器具の交換
お打ち合わせを進める中で、一度に全体の工事を行うと検討事項の多さや工事日数の関係でお客さまのご負担が大きくなってしまうという点や窓に関しては、寒さ以外に暑さや日差しで困っている点が判明しました。
そこで優先順位をつけ、工期を分割して工事を行うことにしました。
■優先順位 ①
トイレその他水まわり器具の交換: トイレが故障してしまった場合の負担が大きいため
■優先順位 ②
ユニットバスの交換・浴室窓の断熱化: 寒い時期に浴室を温かく使えるようにしたいため、3月ごろまでに完工
■優先順位 ③
その他の窓の断熱化: ご相談をいただいたのが秋だったが、寒さ・暑さや日差しなどどの観点から窓にどんな対策をしていきたいか考えるために、一旦次の夏まで延期
今回は、②のユニットバスの交換・浴室窓の断熱化に関しての事例をご紹介します。
暖かい浴室にするための工夫
浴室は「暖かさ」を重視してプランニングを進めました。
リフォーム前のお風呂は「浴室換気暖房乾燥機」が設置されていましたが、乾燥機機能を今まであまり使われていませんでした。そこで、機能を制限して暖房と換気扇機能のみの「暖房換気扇」を選定しました。
天井に設置した暖房換気扇は、入浴前だけでなく入浴中も暖房が使用可能です。
さらに暖まった浴室の室温を保つために、「 断熱パック*¹ 」と、土間コンクリートからの冷気がユニットバス裏の壁へ流入することを軽減する「気密テープ」付きの「断熱フルパック」を選定しました。
*1 ユニットバスの床・壁・天井、排水トラップやエプロン裏を断熱材で被覆
断熱関連の工程では、まず気密テープを施工します。
【浴槽まわり】
【床まわり】
【エプロン裏】
※組立後はエプロンの取り外しができません
さらに壁パネルの裏に断熱材を貼り付け、天井裏にも貼り付けします。
浴室窓の断熱化
今回「断熱性の向上」の観点からYKK APの「マドリモ」*²にてサッシの交換を行いました。
*2 YKKAPのマドリモはカバー工法でサッシを交換する工法です。
※本住宅は、防火地域・準防火地域に指定されていない地域でしたので、カバー工法が可能でした。
東京23区は多くの地域が防火地域・準防火地域に指定されているので、23区内では珍しいケースです。
ユニットバス解体後の窓です。
窓や屋外に設置された縦格子を撤去し、既存サッシに気密シールを施工します。
設置後の様子(外の多機能ルーバーも同時施工済のため、ガラス後ろにルーバーが見えています)
カバー工法で窓を交換すると、リフォーム前の窓よりも一回り小さい窓になります。
今回はお打ち合わせ当初より「窓が大きいと寒く感じるのと、外から見えることが気になるので、窓のサイズを小さくしたい」というお話ありました。
完成後のサイズを見て、お客さまより「ちょうどよいサイズになった」というお言葉をいただきました。
さらに「目隠し」のために、屋外に設置された縦格子を撤去し、ルーバーを手動で調整できる「多機能ルーバー」を設置しました。
ユニットバス組み立て後の様子です。
浴室内のサッシはホワイトにし、外部の多機能ルーバーは既存サッシのブラウン系よりも明るい、プラチナステン色を選定いたしました。
多機能ルーバーが閉じているときは、このような様子です。
多機能ルーバーが開いているときは、外が見え、風通りが良くなります。
明るいルーバーにすることでやわらかく拡散された光に包まれ、ルーバーによる圧迫感を感じさせない空間になりました。
多機能ルーバーの外観は、両サイドたて目隠し付きでプライバシーへ配慮されています。
【画像引用:YKKAPホームページ】
■多機能ルーバー → こちらをクリック
多機能ルーバーは窓の室外側に取付け、無段階で角度調節ができる、マルチに使えるルーバーです。
「目隠し」「採光」「通風(換気)」「日よけ(遮熱)」の4つの機能により、日差しや風、プライバシーを調整することが可能になり、室内の快適性を高めます。
こちらの浴室は西側に面しているため、取付け翌日からお客さま自身でちょうどよい位置になるよう調整がされていました。
今回の工事では、断熱をメインに工事内容を検討しましたが、デザインについてもお客さまと打ち合わせを重ね、商品の選定を進めました。
完成後の様子です。
窓の断熱化・高断熱なユニットバスへの交換で、より過ごしやすい浴室空間になりました。
費用は多少多くかかりますが、断熱窓や高断熱浴槽などに関しては補助金を利用することも可能です。
(参考)浴室リフォームの工程
今回は、窓に関する工事があったため、当社でユニットバスからユニットバスへ交換する工期4日間に、+2日間をいただいた6日間でリフォームを行いました。
1日目 ユニットバスの解体、給水・給湯・排水ルート変更、ユニットバスの組立開始
2日目 ユニットバス組立の続き、コーキング作業
3日目 洗面側の浴室ドア枠の取り付け
4日目 洗面側の壁紙貼り、クリーニング → 工事完了でお引渡し
窓の交換作業はユニットバスが無い状態で行う必要があります。
そのため、1日目はユニットバスの解体と配管関連の工事のみにして、2日目に窓交換作業を行います。
ユニットバスの組立開始が3日目からになるため、その分プラス2日間工事日数がかかります。
1日目 ユニットバスの解体、給水・給湯・排水ルート変更 ←組立は開始しない!
2日目 窓取付工事
3日目 ユニットバスの組立開始(以降は単体交換の1日目からと同じです) ~
6日目 ・・・ → 工事完了でお引渡し
※建築物の条件、ユニットバスの構成オプションにより日数は前後いたします。
文: 藤森










