余った部屋の活用「間取り変更リフォーム」
こんにちは! TOTOリモデルサービスです。
使わなくなった部屋や、余っている部屋をそのままにしていませんか?
近年、部屋がこまごまと分かれている昔ながらの間取りを見直すリフォームが人気です。
活用できていない部屋でお困りなら、本日ご紹介する実例を参考にしてみてください!
また、家が古くて暮らしにくさが目立ってきた、と感じたら、お風呂やトイレ、キッチンなど水まわりの配置や家事動線を見直してみましょう。
設備・動線を整えることで、住みやすさが格段にアップします!
家族の体調や日々の忙しさに負担をかけないリフォームを検討してみませんか?
2階の部屋と物置を統合して主寝室に
当社で施工した2階リフォームの実例を、1つご紹介しましょう。
[元の間取り]
6畳和室の隣に、4畳の物置部屋/2階建ての2階部分
一人住まいで持ち物が少なく、物置はほぼ空の状態
ご要望…「せっかくだから部屋を広く使いたい」
[リフォーム後]
和室と物置を一つの部屋にして、10畳の主寝室にリフォーム
和室から、使いやすい洋室タイプへの変更
収納は、押し入れではなく引き戸のクローゼットに変更
天井も、梁を見せるデザインへ変更して高さを出したことで、古い家屋で感じやすい圧迫感を軽減。
梁あらわし部にはスポットライトを取り付けて、和モダンな佇まいの洋室に仕上げました。
ベッドサイドの窓は、明るすぎて睡眠を邪魔しないようにハイサイドライトに。
朝になるとほど良く光が入って心地よい目覚めを促します。
和室を洋室に変更するリフォームは、とてもご要望の多い内容です。
リフォーム時に、押し入れをクローゼットに変えたり、経年劣化で隙間が空いた窓の修理をあわせて行うことで、古い家屋でも住み心地の良さを復活させることができますよ♪
あまり使わない大部屋のリフォーム
親族の訪問や集まりの際に使うから……と、今では使わなくなった大部屋を、そのままにしているというご相談もあります。
使うのは年に1〜2度ほど。無くしては困るけれど、普段使いには向いていない。どんどん古くなって行く部屋を目の前にして、どうしたら良いか分からない、と困っているご家庭からの相談は意外と少なくありません。
このようなケースでは、現状を確認させていただいて、生活スタイルや活用方法へのご希望の有無など、お話をしっかり伺ったうえで、当社からリフォームのプランを提案しています。
古い部屋は断熱性が低いので、居心地を良くするためにも、リフォーム時に床下や壁に断熱工事を施すことをおススメします。
畳と壁、天井を張り替えるだけでも、部屋のイメージが変わって幅広い世代が使いやすい雰囲気になります。
大部屋と普段使い用の部屋の間の廊下が土間になっていて、向こう側の部屋へ行くには、一度下りて靴を履かなければ行き来できない間取りのお家もありました。
ご要望があれば、土間部分のかさを上げて段差をなくし、続きの間として整え直すことも可能です。
お子さまや高齢の方の足元の負担を減らすためにも、高さのある段差は改善しておきたいですね。
大きな部屋は、大胆なリフォームが有効
あまり使わない大部屋を、家事室へ変更したいというオーダーがありました。
洗濯機を置く場所と物干しスペースを一箇所にまとめて、洗って干す一連の流れが最短距離で済ませられるように整えた、大胆なアイディアです。
同じ場所にファミリークローゼットを作って、片付けまで一気に終えられるようにしてしまえば、家事にかかる時間や手間を大幅に減らすことができます!
広いパントリーを作って、食器や食品、家電の置き場所として使うアイディアもオススメ。
高さを変えられる造作の棚を作っておくと、用途が広がって便利になりますよ♪
防音工事を施して楽器の練習部屋に仕上げることも可能です。
ピアノやドラムセットなど大型の楽器が圧迫感なく置けて、のびのびと練習できるようです。ここなら、大きな音が出る管楽器も安心して練習できますね。
せっかく広さがあるのなら、テーブルセットやソファなどをセットしても良いでしょう。
家族が楽器を演奏している様子を楽しめる場所にもなりますし、家族に遠慮せずにお友達とゆっくり過ごせるカフェ的な場所としても活躍しそうです。
防音工事を施しておけば、壁にプロジェクターを投影してシアター用の部屋として使うなど、家族全員で趣味を楽しめる第2のリビング的な空間になります。
家族団らんの場所が増えると、おうち時間が長くなっても快適に過ごせそうですね。
使わなくなった部屋は、いつの間にかデッドスペースになり、薄暗く冷たい空気をまとうようになって行きます。
普段から人が出入りできるように整え直して、家の印象を明るく改善しませんか?
昔ながらの土間を活用
まだまだ残っている土間も、使い勝手を良くするためにリフォームを検討したいポイントです。
過去のオーダーですが、土間全体の床を新たに組み、他の部屋と同じ高さにして新しいシステムキッチンを入れ直した、というものがありました。
このケースではキッチンの配置を変える必要がなかったので、土間の低さと寒さの改善がリフォームの中心になりました。
土間の高さはおおよそ40〜50cmほどあるので、埋めるのではなく基礎を組んで新しい床を作ります。
冬の土間はかなりの冷たさになりますから、断熱工事の必要性はかなり高い部分です。
ひんやりとした土間の温度は、食料の貯蔵には向いているため、空間を上手に活用できます♪
勝手口が広くとってある土間は出入りがしやすく、ベビーカーやお子さまの自転車など、来客の目に触れる場所に置きたくないものの置き場所にする人もいます。
シューズクロークを広めに作って、アウターやキャリーバッグなどをまとめて収納できるよう整えるのもオススメの活用法です。
土間はゆったりとした広さがあることがメリット。敢えて空間を区切らずに活用したいというご相談もありました。
土間そのものの空間を残して活用するなら、軽いスポーツを楽しめる場所として整えても良いでしょう。
日本家屋特有の間取りが見直されている風潮も手伝って、若い世代でも、土間や床の間などのスペースを受け入れる人が増えているようです。
不要になった蔵の活用
古い家に残された蔵の扱いに困っているご家庭もありました。
ただ壊すだけでは勿体ないし、撤去した後の土地をどう活用すれば良いかも悩みどころ。
撤去するだけでも費用がかかりますし、その後また建物を建てるのは大変だ、ということで、そのご家庭が選んだのは、シンプルに屋根と柱だけを立てた開放的な駐車場でした。
鉄板屋根を取り付けて、コンセントと照明を設置。簡易的な物置場所としても活用できるように最低限の設備を整えました。
車を複数台所有するご家庭が多い今、敷地内に全車を停められるなら他で駐車場を借りるコストもかかりません。防犯上でも安心できます。
ニーズがあれば近隣のご家庭向けに貸し出すこともできるので、駐車場は、土地の活用法としては良いアイディアと言えるでしょう。
画像のようにカーポートを家の軒下につなげるように作るご家庭も増えてきました。
これなら、車を降りて家に入るまでに雨に濡れる心配がありません。車までの流れを組み込んで生活動線を整える視点も、車社会には必要ですね。
車を停めて、荷物を抱えてそのままキッチンに入れるように勝手口をつなげておくと、さらに便利です。
ガレージ付きのアパートなども登場していますから、このスタイルはこれから増えて行くかもしれません。
今の暮らしとは必要な設備が異なる昔の家に、リフォームなしで暮らし続けるのは思っているよりも大変なことです。
リフォームによる新たな環境づくりは、家に住んでいる家族のためでもあり、離れている家族親族のためにも必要なことだといえます。
家族がスムーズに生活できるような設備の配置と動線に整え直すだけでも、暮らしやすさは大きく改善できます。
「ちょっと不便だな」と感じたら、リフォームを検討されてみてはいかがですか?