【 収納増設・クローゼット 】リフォーム アイディア
こんにちは!
家をもっと暮らしやすくするには、何が必要だと思いますか?
間取りの見直し?
古くなった設備の入れ替え?
もちろんそれも大切なことですが、
身近なところにも暮らしやすさを改善できるポイントがあります。
それは、「収納」です!
そこで、家全体の整理整頓が今までよりもずっと楽になる「収納」について、今こそ考えてみませんか?
今回は、TOTOリモデルサービス 北九州営業所から、上手な収納リフォームのアイディアをお届けします♪
片付かない家は、収納スペースが少ない!?
リフォームの際に打ち明けられる悩みで特に多いのは、「家が片付かない」こと。
押し入れや天袋などの限られたスペースに無理やりモノを詰め込んでいる状態を、よく見かけます。
もう一つの問題は、唯一の大きな収納である押し入れが今の暮らしに合っていないため、使いづらくて持て余しがちということもあります。
古い家ほど収納の容量が不足していると感じている方が多いため、持ち物の多い家族にとっては暮らしにくくなりがちですね。
それだけ、昭和以前と昭和以降で、人の暮らしぶりが変わったということでもあります。
収納家具を買い足して間に合わせる方法もありますが、それでは部屋の中がごちゃごちゃします。
見た目にもすっきりと美しい部屋で暮らしたいときは、収納そのものを見直すリフォームをおすすめしています。
古い押入れをクローゼットに!
こちらのクローゼットをご覧ください。
ハンガーパイプと高さを自由に変えられる棚を付けたリフォーム後の収納です。
両開き式の折れ戸にして、全体を一度に見渡せる工夫も取り入れました。
ロングコートがサッと掛けられて便利になりました。
これなら、探し物もすぐ見つかりそうですね!
たっぷり容量があるので、バッグや季節ごとに入れ替えるような小物なども一緒に片付けられますよ♪
実はこの場所、元々は床の間でした。
床の間は、日本家屋らしい美しいスペースなのですが、掛け軸や生花を飾るための場所だったため、うまく活用するのは難しいかもしれません。
普段は使わないスペースを収納としてリフォームすると、部屋の広さを変えることなく収納力だけがアップするので、ご家族の暮らしに負担をかけずに済みますよ!
■こちらの実例では、和室にある納戸をウォークインクローゼットにしました
自由度の高い「可動式」棚で、使いやすい収納に
こちらは、マンションの収納リフォームの施工後。
どちらの収納にも共通するのは、右側に高さを自由に変えられる可動式の棚を入れた点です。
収納のリフォームで困るのは、「どこに何を入れるか」が決まっていない場合、棚の高さや奥行き、幅を決められないことです。
作ってしまった後で、「もっとここの高さが欲しかった」と後悔するのはイヤですよね (^^;)
可動式の棚なら、家族の趣味や持ち物の量が増えたり、減ったりしても、それに合わせて棚の位置を変えればOK。
成長期のお子さまは、すぐに手が届く高さが変わるので、こういったタイプの棚が一箇所でもあると助かりますよ!
マンションは一戸建てのように枕棚(天井に近い高さにある棚)がなかったりしますが、リフォームの際に作ることもできます。
■こちらの実例では、上記同様の「可動式」棚を取り付けたオープン収納を提案しました。
「フレームキッチン」を使った【バリアフリー リノベーション】
今はない収納を、新しく作ることも可能です!
押し入れのように、元からある収納を和風から洋風に変更するリフォームは、想像がつきやすいでしょう。
ただ、リビングやキッチンのように、そもそも収納スペースを確保していない室内では、どうやってリフォームで収納問題を解決するのでしょう?
例えばこのように、壁を利用してベンチと入れ物を兼ねた収納などはいかがでしょう?
飾り棚としても使えて、便利な上に室内の雰囲気も美しく整えられます。
ベンチに足がないので、お掃除も楽です!
お客さまが来られる日だけ、無理やり押し入れにモノを詰め込むのではなく、いつも当たり前にモノが収まるべきところに収まっている家は、誰が見ても「 きれいだな 」と思えるのではないでしょうか。
リフォームで収納を作るメリットは、もうひとつあります。
それは、家の雰囲気に合わせた家具を作れるところ!
室内の雰囲気にデザインや色味が合う家具を探すのは大変ですが、リフォームの際にトータルコーディネートしながら収納スペースの用途変更や造作(造作家具)考えれば、雰囲気をピッタリと合わせた収納になります♪
天袋を新たに作り、足元をスッキリさせるリフォーム
天袋とは、天井に接して作られた戸棚のことです。押し入れの上部や、和室の床の間の横に作られた違い棚の上部に作られているものが一般的です。
画像は、天袋を新たに作ったリフォーム例です。
収納を部屋の上部にプラスすることで、足元をスッキリさせることができます。
空間を広く使いたいというご要望だったため、最低限の柱のみ残して、隣室と行き来しやすいようにドアを引き戸に変更。
天袋を室内の逆サイドにも作り、収納力をアップさせました。
こちらのリフォームは天袋のみ取り付けたパターンですが、古い押し入れを撤去して天袋だけを残したり、天袋の下にハンガーパイプを取り付けたりと、収納力をアップするリフォームは、暮らしに合わせた方法がいろいろあります。
マンションの場合は、梁の下がデッドスペースになりがちなので、その下の壁一面を、収納に造作するという方法もおすすめです。
階段下のデッドスペースこそ、有効活用しやすい部分
階段の下は、デッドスペースになりやすい場所です。
最近では、スケルトン階段を用いる住宅も増えてきました。
空間をうまく活用したいなら、階段下のスペースをクローゼットにする方法もおすすめ。
階段の高さに合わせて、引き出しタイプにしても良いですね。
掃除用具入れや、季節のものの入れ替え、ミニ書棚など、活用方法が広がります。
パントリーの代わりに使うというアイディアもありますよ!
物が溢れがちなキッチンは、カウンター下に収納をプラス
対面式のキッチンカウンターなら、カウンター下に収納をプラスするアイディアはいかがですか?
扉を付けたり、ボックスを入れたりして食料品入れにしても良いですし、あえてスケルトンのままで、お気に入りの食器を飾る「見せ収納」でおしゃれに整えたりと、自由度の高い楽しみ方ができますよ♪
食品に、家電に、お皿と、物が集まるキッチンこそ、収納は大切です。
リフォームでパントリーを作ったり、パントリーと洗面所をつなげて、キッチンからすぐにアクセスできるように動線を整えることも可能。
生活スタイルに合わせて家をさらに便利・快適にさせるリフォームで、暮らしやすさが格段にアップします!
玄関横の収納がとっても便利!
最近では、玄関横に作るシューズクロークが人気です。
靴だけでなく、コートなどのアウターやキャリーケース、ベビーカーやスポーツ用品といった「 かさばるもの 」や「 土やホコリで汚れやすいもの 」を、クロークでまとめて片付けることができるので部屋を汚す心配が軽くなります。
クロークほど大きくなくても、造作の棚を後付けするだけで片付けやすさが変わりますよ。
こちらは、玄関脇に収納をリクエストされたご家庭の実例写真です。
ロングブーツも楽に片付けることができるよう、棚の高さを変えられる可動式を採用しました。
もしも将来、収納の使い方が変わっても、棚の取り外しができる点がポイントです!
ウォークインクローゼットのリフォーム例
中古マンションを購入され、二部屋ウォークインクローゼット(収納スペース)をリフォームした事例を紹介します。
もともと広いクローゼットで稼働棚となっていましたが、お客さまのお仕事上、とてもたくさんお洋服をお持ちでした。
引越し前のお宅の写真を拝見させていただき、打合せで何を収納したいかを確認し、収納スペースを設計させていただきました。
稼働棚は一部撤去させていただきました。
ポールハンガーの下にはスーツケースも収納できるよう設計しております。
せっかく広い収納スペースがあっても、片づけたいものは人それぞれです。
お客様の要望を聞いてお客様一人一人に合ったものをこれからもご提案できればと思います。
「家が片付かないけど、どうリフォームしたら良いか分からない」というときは、お気軽にお問い合わせください。