No.2331
古民家を「一軒家レストラン」へリノベーション
~ 趣ある空間に溶けこむ造作風洗面台 ~
物件DATA
- 建物種別:戸建て
- エ リ ア :滋賀県近江八幡市
- 施工期間:200日
- 居 住 者 : -
- 費 用: -
- 築 年 数 :130年
- リフォーム箇所:トイレ(化粧室)・厨房・客室・廊下・サッシ・外壁等
家づくりのきっかけ・要望
フレンチレストランを新規オープンのため、中古住宅をご購入されたお客さま。
レストランの重要な部分となる厨房・レストランに来られるお客さまをお迎えする客室・トイレなどのリフォームをご依頼いただきました。
■リフォーム前の様子
プランのポイント
「古民家で味わうフレンチレストラン」をコンセプトに水まわり空間以外はあまり手を加えず、古い木の良さを生かしたデザインになるようプランしました。
トイレは、ご来店されたお客さまが身だしなみを整えたり、メイク直しなどでお使いになることも考え、手洗い器ではなく洗面化粧台を設置することをご提案。
ゆったりと気持ちよくお過ごしいただけるよう雰囲気にこだわりました。
化粧台は、造作風なつくりが人気のTOTO ドレーナを選定しました。
木目調のデザインが古民家の趣にもとけこみ、優雅な雰囲気のトイレ空間に仕上がりました。
( 工事金額:120万円 )
もともと一般的な住宅よりも天井高さのある和室でした。
縁側の縁甲板は、表面を磨いて再利用し、床下には断熱材を入れて廊下の寒さ対策も万全に施しました。
ランマ障子は硝子を外して一部、和紙を張って再利用するなど、古民家の特長を活かしつつフレンチレストランとしてのエレガントな雰囲気も演出できるよう、照明や家具との調和を考慮してデザインしました。
もとの玄関・廊下部分は、全体的に暗い印象でした。
また、寒さも感じられたため、床下には新たに断熱材を敷設しています。
床材などの建材はシミや汚れはあるものの傷みはなかったため、研磨後にクリア塗装を行い継続利用しました。
木の風合いや質感を残して古民家の魅力を再生し、これから新たなスタートとなるレストランの玄関にふさわしい空間になりました。
元の住宅のキッチンとダイニング、一部の増築したスペースをレストランの厨房として設計しました。
客間からの見え方や、料理を提供する際の動線、仕入れなどを行う裏口からの動線や厨房機器の高さなど、設計にあたっては、お客さまから細かな要望がたくさんありました。
お客さまのご要望を叶え、厨房での作業を快適に行っていただけるよう、使いやすさと衛生面を心掛けて設計しました。
お客さまからは「自慢の店舗になりました」と大変嬉しいお言葉をいただきました。
工事内容
一戸建て リノベーション
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トイレ
- 【 設 備 】便器:TOTO ネオレストLS2 / 紙巻器:YH63GWS
- 【 床 】:サンゲツ PM-4424
- 【 壁 】:サンゲツ RE53234 / RE53781
- 【 天 井 】:サンゲツ RE53767
洗面化粧台
- 【 設 備 】 洗面化粧台 :TOTO ドレーナ / 鏡:UGM1200
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客室
- 【 床 】:サンゲツ NT-31102
厨房
- 【 設 備 】:タニコー