トイレの手洗い器 後付け「ワンデーリモデル」
今回は、もともと「 独立した手洗い器 」がないトイレに「 カウンター付き手洗い器 」を後付けできるトイレリフォームがたったの1~2日で完了する TOTOの『 ワンデーリモデル 』の特徴、実例4つ、工事過程の事例2つをご紹介します。
※マンションなど給排水管がなくても可能です。
「 ワンデーリモデル 」は、次のような方におすすめ
● 現在タンク付属の手洗い器を使っており、機能的なタンクレストイレにしたい方
● マンションにお住まいで、新たに給排水管を立ち上げることが難しい方
● 短期間でリフォームを済ませたい方
ワンデーリモデルの特徴
単独の配管で手洗い器を設置する場合、これまでは床や壁を壊すため大がかりな給排水管工事が必要でしたが、TOTO 独自の給水分岐・排水合流技術により、既存の給排水管をそのまま利用でき、床や壁を取り壊す工事も不要です。
そのためマンションなど、新しく給排水管を立ち上げることが難しい場所でも、カンタンに手洗い器付のタンクレス便器(ネオレスト)を設置できます。
画像引用: TOTO株式会社 ホームページ
< 設置条件 >
0.4坪( ※750 × 1318mm~ または 800 × 1220mm~ )から設置可能で、空間に合わせてカウンターの長さをカットできます。
※手洗いのタイプによって、最小設置寸法は異なります。
人気の実例
そのⅠ
そのⅡ
そのⅢ
そのⅣ
工事過程 事例①
リフォーム前は、タンクに手洗いがついているタイプでした。
石膏ボードの下地は強度が低いので、新しい手洗い器や棚等を設置するための下地を貼替えます。
今回は、器具がしっかり固定できるように、合板下地(12mm)にします。
必要に応じて、コンセントを移設します。
見た目の問題もありますが、給水・排水との位置関係によっても、移設が必要になる場合があります。
最初に、内装工事(天井・壁・床)を行います。
内装工事が終わったら、便器や手洗い器・棚などを設置して完了です。
今回は、1日半の工事期間でした。(仕様によって異なります)
工事過程 事例②
リフォーム前は、背面の壁に「タンクと手洗い器」が一体となったタイプで、横幅800mm × 奥行1300mmでした。
< 1日目 >
便器を撤去して、壁下地を貼替えます。
カウンターや手洗い器を取り付ける場所には定められた強度が必要な為、既存の石膏ボードを剥がし、12mmの合板下地を貼ります。(便器は仮置きです)
壁下地工事が終われば便器を仮付けして1日目は終了です。
トイレが1ヵ所しかないご家庭でも、1日の作業終了後には使用できるように工程(スケジュール)を組ませていただきます。
< 2日目 >
1日目の最後に仮付けした便器を外し、内装の貼替を行います。
便器の背面の壁をアクセントクロスとして、グレーのクロスにしたのが今回のこだわりです。
内装の貼替が終わったら手洗い器・カウンターを設置します。
形が見えてきたので、完成後が楽しみでワクワクしますね (^^)
最後に便器と手すり等の器具を取り付けて完了です。
背面のアクセントクロスによって、空間がひきしまりつつも木目のキャビネットとカウンターによって、温かみのあるトイレに仕上がりました。
ちなみにワンデーリモデル(リフォーム)という名前なので、通常1日で終わるリフォームプランなのですが、内装工事や下地工事が必要な場合は、このように2日間の工事となります。
下地工事を抜かしてしまうとしっかりと器具が固定できず、後から壁がズレた。手すりが動く。など不具合が起きてしまいます。器具をしっかりと設置し、お客さまに安心して毎日使っていただくには、どうしても2日間かかってしまいます。
※仕様によって異なります。
トイレ リフォーム価格帯
当社にトイレのリフォームを依頼すると実際にどれくらいの費用がかかるのか、費用感を「 東京エリア(緑)」と「 北九州・滋賀エリア(青)」に分けてグラフにまとめました。
《 横軸 》リフォーム費用(万円) ・ 《 縦軸 》件数割合(%)
※集計期間: 2022年1月~2023年9月
※設備機器のみの交換・取替えリフォームは除きます。(壁紙や床等の貼替えを含むリフォーム費用)
※お客さまのご自宅の条件、お選びになる仕様、製品によって費用は異なります。
< 参考情報 >
2023年12月現在において
ネオレスト等(タンクレス)の商品代: 希望小売価格 約34~55万円(税込)
ピュアレスト等(タンク付)の商品代: 希望小売価格 約29~37万円(税込)
床や壁紙の張替え等の費用を含めて、タンク付のピュアレスト等の場合 30~50万円位が多く、タンクレスのネオレスト等の場合、手洗い器の交換費用も含め 40~80万円位が多い結果となりました。
また、戸建てにおいて「下水道への接続」や「大幅な間取り変更」等を行った場合や「プレミアムシリーズ」のカウンター・キャビネットを設置した場合は、100万円を超えるリフォームとなりました。
文: 松本・水野