【 アクセントクロス 】トイレリフォーム事例
最近のトイレは、白系や薄いピンク色などのクロスを全面に使用するのではなく、北欧やフランス・イタリア系の「大柄・中柄の入ったクロス」を使用したり、1~2つの壁面を「他壁面とコントラストのあるクロス」や「素材感のあるクロス」をアクセントにするなどのトイレ空間のデザインが流行しています。
今回は、そのようなアクセントクロス(壁紙)を使用したおすすめ「トイレリフォーム」4事例をご紹介します。
北欧系の異国情緒あるトイレ
いきなりですが、皆さんのお勤めの会社はどんなトイレですか?
通常、会社のトイレはシンプルなデザインが多いと思います。
今回はシンプルなトイレから、内装のデザインにこだわった空間へと変貌を遂げた会社のリフォーム実例をご紹介します。
< リフォーム前 2階 >
< リフォーム前 2階 >
ご依頼内容
現状では、1階と2階にそれぞれ大便器1台・小便器1台が設置されており、今回1階と2階にそれぞれ大便器1台ずつ増設する相談をいただきました。
< リフォーム前の図面 >
< 提案図面 >
打合せも順調に進み、内装材(壁と天井はクロス、床はクッションフロア)の選定時期になりました。
2階は女性スタッフが使う事が多いとのことで、女性の方たちが特にこだわりを持って内装材を選定されました。
皆さん楽しみにされていたようで、メーカーのホームページを参考にイメージ図をつくられていて、お手伝いさせていただく私もワクワク感が急上昇しました!
全体的に北欧テイストでまとめられて、とても可愛らしい仕上がりとなりました。
< リフォーム後 2階(元洗面所) >
< リフォーム後 2階(元洗面所) >
モロッコタイル風のクッションフロアが異国を感じられる良い雰囲気をつくりあげています。
< リフォーム後 2階トイレ >
いろんな雰囲気のトイレがあるので、ちょっとした気分転換もできそうです。
長い方だと何十年も働く会社ですので、トイレにワクワクを感じるのはいかがでしょうか?
和モダンリフォーム
お客様のご要望は「明るくおしゃれにして欲しい」とのこと。
便器背中面の壁が部屋を圧迫していたので少し下げ、光を取り込む工夫をしております。
また、壁ごとのクロスの張り分けも考えましたが、今回は思い切って見切り材(細い木材)を1本斜めに打ち、上下でクロスを貼り分けました。
床は以前に比べて少し濃いめにすることで部屋全体が締まりました。
このように、ただのトイレリフォームでも内装工事にちょっとした工夫を加えることで、小粋な空間に生まれ変わります。
シンプル & モダンなトイレ
せっかくトイレ空間をリフォームするので壁紙(クロス)がすべて同じなのはもったいないと思い、バックの壁紙にアクセントクロスを入れることをご提案させていただきました。
普段、トイレの内装を決める際には先にアクセントクロスを決めてから周りのクロスを選ぶようにお客様にはおススメしております。
両サイドの壁紙(クロス)は、洗面所と同じ塗り壁風のクロスを選びました。
アクセントクロスの効果か、シンプルながらもお洒落な空間に仕上がりました。
トイレの床材は、壁紙と違和感のない、柄なしのCFをセレクト。
ちなみにCFとは「クッションフロア」の略です。
表面が塩化ビニルでできた床材で少し弾力性があります。
耐久性、耐水性があり、トイレ、洗面所、キッチンなどの水まわりでよく使われます。
最近では様々な色・柄のCFがあり、壁紙(クロス)との組み合わせで自由自在に内装を楽しむことができますよ。
まるで石壁のような壁紙
8年前にリフォームした部屋のイメージを変えたいとの希望で、トイレはそのまま、クロスを張り替えることにしました。
一般的にトイレの内装を張り替えるときには、便器の背中のクロスを張替る時にきれいに納めるために便器を取り外すことが多いです。
でも今回は工事の種類を少なくし費用を抑えるために、トイレの背中面と床面はそのまま利用し横のクロスの張替えだけで気分を一新しました。
専門の職人さんに工事をお願いしても、時間は半日程度、かかる費用も数万円とお手軽にイメージを変えることができます。
床は8年前に設置したTOTOハイドロセラトイレフロア、便器もTOTOネオレストです。
ハイドロセラトイレフロアは抗菌性があり、意匠性もよい優秀な材料のため、8年経っても友人には好評でした。
使ったクロスはサンゲツさんのRE7507です。
最近のビニールクロスは印刷技術もよくなり、本物の石を張った壁のように見えます。
最近は、石・タイル・塗り壁・木目などクロスとは思えない仕上がりになるものが流行っています。
ちょっと気分を変えたい、イメージを変えたいようなときに、今回のような部分的にクロスを張り替えるプチリフォームはお勧めです。
文: 伊藤・鹿毛・河内